「NP後払い」と「うちでのこづち」が連携、CRM支援へ

ECのミカタ編集部

 「NP後払い」を提供する株式会社ネットプロテクションズと「うちでのこづち」を提供する株式会社E-Grantは、2016年11月より、「NP後払い」導入顧客に対し、CRMツール導入によるLTV向上支援に関する業務提携を行う。CRM施策との連携により、「NP後払い」の利用価値を最大化することが狙いということだ。

CRM・LTVの重要性

 成長するEC市場を背景に、新規顧客獲得のコスト高騰に頭を悩ませる事業者も多いだろう。そのような状況では、既存の顧客によるリピート購入が利益を創出する上で重要になる。つまり、1人当たりの生涯価値、LTVを向上させる必要があるのだ。そして、LTVの向上を図る際には、顧客情報を管理し、分析すること、つまりCRM施策を同時に行わなければならない。

連携でCRM施策を支援

 今回、CRM施策を取り入れる「NP後払い」は、多くの店舗での導入実績がある後払い決済サービスだ。特にこれまで「NP後払い」は、新規顧客獲得に有効である点などが評価されてきた。初めて訪れるECサイトで商品を購入する際には、クレジットカード情報の登録をためらい、サイトから離脱するユーザーも存在するが、信頼できる後払い決済が導入されていることで、購入へつながる可能性が高まるのである。

 また、ネットプロテクションズの調査によると、初めて商品を購入する際に利用したい決済方法として、後払い決済を希望する人は全体の4分の1になるそうだ。このような背景もあり、「NP後払い」は単なる決済手段ではなく、新規顧客獲得にも大きな効果を発揮してきたのである。

 一方、「うちでのこづち」は、”顧客満足度を感動まで高める”と”リピート率を最大化させ企業利益を創出する”ことの2点を追及する分析型CRM/MAツールとして高い評価を得ている。メール配信、DM、アウトバウンド、SMS配信、DMP広告配信機能など、様々なマーケティング・オートメーション施策から効果検証まで一気通貫をして行い、EC事業者にとっての課題であるLTVリピート売上向上という課題の解決を支援してきた。

 以上のように、「NP後払い」は新規顧客獲得に有効である点などが評価され、導入されてきたが、今回、「うちでのこづち」との業務提携を行うことで、「NP後払い」の価値を最大化し、包括的なCRM支援が可能になったのである。

 「NP後払い」にCRM施策が導入されることにより、新規顧客獲得とリピート購入の2つの施策を効率良く進めることができる。ECサイトにおいて多様な決済手段を揃えることはもちろん重要だが、決済は単なる支払い方法ではなく、売上に直結するものと考える必要があるだろう。そのことを念頭に置き、CRM施策を併せて行える「NP後払い」の導入を検討してみてはいかがだろうか。


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