11月17日（木）『「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞 』2016年のノミネート30語が発表された。昨年の年間大賞には「爆買い」が選ばれるなど、最近ではECに関わるキーワードも入ることが多くなっているが、今年はどのような言葉がノミネートされているのだろうか。

今年の流行語とECの関連は？

　2016年の流行語大賞ノミネート語の中で、EC業界に関わりのあるキーワードとしてはどのようなものがあるのだろうか。「関わりがある」の定義も様々だが、今回はECのミカタ上でそのワードに関連するニュースやコラムがあるかどうかという点から考えてみた。

　30語を見てみると、EC業界に関わりがありそうなワードとして「AI」「おそ松さん」「くまモン頑張れ絵」「トランプ現象」「ポケモンGO」などがあげられる。

　「AI」はここで述べるまでもないかもしれないが、EC事業運営においては人の手では処理しきれない膨大なデータを分析し、よりパーソナライズされたサービスを提供するために活用が進んでいる。直近では以下のようなニュースがあがっている。

AI×Yahoo! JAPANビッグデータ「Yjamプラス！」
https://www.ecnomikata.com/ecnews/12133/

　「おそ松さん」は人気テレビアニメ。アニメ好きの女性を中心にブームを巻き起こし、今年の5月には「楽天アプリ市場 コレクション」の第一弾として、楽天限定オリジナルぐっずがくじ形式で販売され反響を呼んだ。

楽天、限定グッズ特化ショップ開始！第1弾はおそ松さん
https://www.ecnomikata.com/ecnews/9115/

　「くまモン頑張れ絵」は、今年の4月に発生した熊本震災の被災地を応援すべくインターネット上に「くまモン」の絵をアップし、それが大きな広がりを見せたというものだ。インターネット、そしてECの強みとして、時間や場所を問わず情報を拡散できるという点がある。特にECという点では、今月初め、EC業界から熊本震災の被災地を応援するプロジェクトも立ち上がっている。

EC業界ができること。熊本支援プロジェクトが誕生！
https://www.ecnomikata.com/ecnews/11944/

　「トランプ現象」は、今まさに世界中に大きな影響を与えるているアメリカ大統領選によるもの。ECのミカタでは、大統領選の結果が出る前に公開された、インフォマークス株式会社の佐藤氏によるコラムにおいて、EC事業者目線で大統領選の影響を解説している。

トランプvsヒラリー　お得なのはどっち！？（EC事業者目線）
〜ドンマイコラム勘違いオムニチャネルな脱線EC〜
https://www.ecnomikata.com/column/11506/

　「ポケモンGO」は、「アプリ」や「AR」という点でEC業界でもよく話題にのぼった。実際にポケモンGOが日本でリリースされた直後に公開された記事は大きな注目を集めており、またこれまでアプリやスマホゲームを利用しなかった層も多くポケモンGOを利用した点、スマホの中だけで完結せずユーザーのリアルの行動に影響している点などは、EC事業者にとっても参考にできるのではないだろうか。

日本上陸！現実×仮想の成功例「ポケモンGO」現象に学ぶEC戦略
https://www.ecnomikata.com/ecnews/10163/

　世の中の大きな動きは、当然EC業界にも影響を与える。流行語大賞から今年一年を振り返ることで、ECユーザーの変化も感じ取ることができるのではないだろうか。

2016ユーキャン新語・流行語大賞ノミネート一覧

　ちなみに、「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート全30語は以下の通りだ。この中から12月1日（木）17時に、トップテンならびに年間大賞が発表される。

No.01　アスリートファースト
No.02　新しい判断
No.03　歩きスマホ
No.04　EU離脱
No.05　AI
No.06　おそ松さん
No.07　神ってる
No.08　君の名は。
No.09　くまモン頑張れ絵
No.10　ゲス不倫
No.11　斎藤さんだぞ
No.12　ジカ熱
No.13　シン・ゴジラ
No.14　SMAP解散
No.15　聖地巡礼
No.16　センテンススプリング
No.17　タカマツペア
No.18　都民ファースト
No.19　トランプ現象
No.20　パナマ文書
No.21　びっくりぽん
No.22　文春砲
No.23　PPAP
No.24　保育園落ちた日本死ね
No.25　（僕の）アモーレ
No.26　ポケモンGO
No.27　マイナス金利
No.28　民泊
No.29　盛り土
No.30　レガシー