クレジットカード利用「EC」が1位!電子マネーも増加【JCB調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジェーシービー(以下、JCB)は、全国の一般消費者3,500人を対象に「クレジットカードに関する総合調査」を実施した。本調査を基に、日本人のクレジットカード利用実態を探っていく。

クレジットカードの平均保有数は「3.2枚」

クレジットカードの平均保有数は「3.2枚」クレジットカード保有率【経年】 (N=3500)

 調査結果によると、クレジットカードの保有率は84.2%、保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚であることが判明した。また、保有枚数2枚が25.2%、1枚が23.0%、3枚が20.7%となり、「2枚持ち」が最も多い結果となった。理由に関しては、「ポイントやマイルが貯めやすいから」(46.0%)が最も多く、ポイントやマイルを最も重視する傾向にあるようだ。

過去3ヶ月以内に、クレジットカードで支払いをした業種【経年】 (N=5103:クレジットカード枚数)

 クレジットカード保有者の世帯あたり月平均生活費は18.2万円で、前年度よりも2千円減少した。月平均クレジットカード利用額は6.2万円となり、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は34.3%であった。利用業種は、「オンラインショッピング(インターネット通販)」(37.4%)、「携帯電話料金」(29.1%)、「スーパーマーケット」(26.0%)という順になった。

電子マネーの保有が継続して増加傾向に

電子マネーの保有が継続して増加傾向に電子マネー保有率/利用率 (N=3500)

 さらに、電子マネーの保有率は80.7%と継続して増加している。特に、首都圏において、前年度の87.8%から90.0%に増加した。利用業種は、「鉄道・地下鉄・バス」(46.7%)が半数近くを占め、次に「コンビニエンスストア」(43.8%)、「スーパーマーケット」(27.7%)と続いた。つまり、スピーディーな決済が求められる場面で電子マネー決済が浸透しているということだ。

 今回の調査を踏まえると、クレジットカードや電子マネーの利用が多いことが分かる。特に、クレジットカードの利用業種では「オンラインショッピング」が最も多く、やはりECには「クレジットカード決済」が親和性が高いと言えそうだ。さらに、電子マネーの利用が前年度よりも増加したことで、ネットならではの決済手段がより多様化してきたといえよう。ユーザーの今を踏まえて、決済と各々でどう向き合い、自分のお客様の購入シーンをどう築いていくかが、重要だ。

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