「Interface by FIVE」で見据える「EC×映像」の新しい未来

ECのミカタ編集部

 ファイブ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、様々な人気スマートフォンアプリへ動画コマースを配信することができる「Interface by FIVE」のリリースを発表した。FIVEは2015年3月に国内で先駆けてスマートフォン動画広告プラットフォームを提供開始して以来、国内最大級の月間約2,700万人(メディア間の重複を除くユニークユーザー数)のアプリ利用者のオーディエンスを抱える規模へと成長を遂げてきた。

 「Interface by FIVE」では、映像というインターフェイスを”視聴する” から ”やりとりする” へと再発想し、外部のランディングページに遷移することなく映像そのものの上でシームレスにサンプル請求や商品予約、購入・決済までつながる体験をEC事業者へ提供していくという。自社ECサイトやキャンペーンページに来てもらう従来の集客モデルに加えて、申込・決済機能がついた商品映像をユーザーがいる場所に "出張" させていく分散的なアプローチが可能になる。

 FIVEは従来より、動画広告配信テクノロジーの提供にとどまらず、専属のクリエイティブチームを設置し、スマートフォンデバイスやユーザーコミュニティの価値観に合わせた映像制作を手がけてきた。制作実績は年間800本に及び、既存の商品動画やCM素材を配信することにくわえて、ユーザーの価値観にあった出演者の起用・企画・映像表現まで行ってくれる。

 「Interface by FIVE」のリリースに際して、複数の国内大手インフルエンサーマネジメント企業との業務提携が決定しており、ユーザーコミュニティの価値観に近い出演者のキャスティングが可能となった。また、多様な決済手段をサポートするため、オンライン決済企業との業務提携もあわせて行っている。

今後高まっていくだろう「映像」という媒体の価値

今後高まっていくだろう「映像」という媒体の価値

 世界的にモバイルコマースの重要性・規模が高まるなか、いわゆるランディングページ(商品購入ページ)のコンバージョンレートは1%台とも試算されている。この現状に対して、映像で商品の魅力を伝えながらそのままシームレスにアクションが完結するユーザー体験を提供するができる「Interface by FIVE」の将来性は高いと思う。

 インフルエンサーマーケティングは今後ますます研究され、より精度を高めていくだろう。その中で映像という媒体はその効果を引き上げてくれるものになる。その映像から申込・決済まで一気通貫できるこのサービスは、新たな広告のあり方として価値が出てくるように思う。今後こういった形の広告がスタンダードになっていくのだろうか。EC業界注目のサービスがまた一つ増えた。

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