EC業界News1週間まとめ〜C CHANNEL、サマンサタバサと連携/まつきりなを直撃したわけ/Amazonプライムデー結果発表

石郷“145”マナブ(編集長)

今週、読まれた記事は、こちら。
Amazonプライムデー結果発表!2017は日本で過去最高の注文数を記録
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Amazonプライムデー各年比較〜毎年の売れ筋商品は?〜
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Instagram有名人まつきりなが【やってみた】LiveコマースでTシャツは売れるのか?〜Live Shop!撮影潜入
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スシローはなぜ「楽びん!」での出店を選んだのか 〜商品の強みを理解せよ〜
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【速報】C CHANNEL、サマンサタバサと連携で動画コマースに本腰!会見後、森川亮社長に真意も直撃!
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C Channnelへの取材敢行。動画、Liveコマースの可能性はどれだけあるのか?

 先週は、あくまでも僕が感じるところですが、新しい潮流として、動画やライブコマースなどがあるかなと思って、そこを意識的に取材したつもりです。EC関連の話題の発表なのに、ほぼ他にEC関連の媒体がいない。それでも僕は、このC Channnelの記者会見の現場にいました。自ら感じて、問い合わせて、そしてだからこの場にいます。

 元LINEの社長で、今、C Channnelの森川亮社長は、一昨日に、動画コマースに関しての記者会見を行い、サマンサタバサと連携することを発表したのです。そして、それより少し前には、独自にインフルエンサーのまつきりなさんの協力を得て、ここではLiveコマースという言い方をして、彼女の影響力とそれを生かす現場を取り上げました。なぜに注目しているかと言いますと、こんな理由かなと思います。

 ひとえに、動画コマースだけの問題ではなくて、必然だと思っています。ECのミカタ通信でLINEを取り上げましたが、それは、ECのお客様との関係性の中で、LINEが使われて、より人間的な向き合い方になるかもと思っていたからです。その延長線上には、Liveコマースがあるんじゃないかなと思っているのです。インフルエンサーと呼ばれる人と、その人たちのファンの関係性がまさに、従来の有名人とそのファンの関係とは大きく違っていて、常に相互でコミュニケーションしているわけです。Liveの番組が行われ、まるで、カリスマ店員から勧められるようにして、買ってしまう、そんなコマースのあり方は、新しいECの姿なんじゃないかと思っています。

Instagramの持つその新たな可能性

 そもそもインフルエンサーというのも、すごく面白い存在で、彼ら彼女たちはInstagramなどで人気を集めているわけです。ここで、Instagramって写真をアップするアプリだろ?なんて言っていると、本気で僕は足元すくわれちゃうと思っていて、人と人とを感性で結びつける、といった特性が、今までにない人の結びつき方だなと気になっています。写真って極めて直感的なものであって、そこで表現されたものがタグ付けによって、紐づくと、ある種、それは直感で結びついたコミュニティなんですよね。

 これは今までにないコミュニティなんです。このコミュニティに対して商品を投げ込むことで、当然ブレイクすることだってあるはずです。それで僕はInstagramで人気のまつきりなさんを取材させてもらったわけです。そもそもどういう女性なのか?ファンとの距離感は?どんな感性の持ち主なのか?そして、そのインフルエンサーとファンとの関係性の中に、ショッピングを持ち込んだら、どうなるのか?それは、新しいECのあるべき姿を映し出しているのではないかと思ったわけです。

動画コマースのあり方とは

 面白いのは、これだけスマホが浸透すれば、スマホの特性を生かしたECのあり方があってしかるべきだし、だから、動画一つにしても、それは極めて多様化しているわけです。そこで、C Channelに伺った。C Channelのやろうとしていることは、今触れたLiveコマースというものとはまたちょっと違っているように思います。C Channelという会社は「C CHANNEL」という短い動画のメディアを持っています。ここにはクリッパーと呼ばれる人たちが様々な話題を、動画で伝えていて、かつ、同社が作る番組などもあります。ただ、先ほどのLiveがしっかりと40分くらいやるのに対して、こちらは40秒くらいの動画なんです。40秒なのは、一般人が投稿しやすいからなのでしょう。

 一般人が自分たちの日常を表現するものとして、これらが存在していて、おそらくこのライフスタイルには、ショッピングがあってしかるべきですよね。商品を買おうとして、ECをやるのではなく、動画メディアがまずあって、買うつもりはなかったけど、見ているうちに、買ってみようかな、ということだってあるはずです。C CHANNELは着実に、若い女性の間で浸透していて、おそらくここをプラットフォームとして、あらゆるきっかけを作ろうとしているのだと思います。よく考えてみてください。LINEにしてもあれだけのプラットフォームが出来上がったら、様々な生活動線との窓口になってしまっているでしょう。LINEの元社長の森川亮さんがこの会社の社長をやっているのも、うなづける気がします。

サマンサなどブランドと直接連携する意味は?

 その上で、賢いなと思うんです。商品を自ら売る側に行くと、在庫を抱える問題が生まれるのは、避けては通れません。動画でやってきた同社には結構なリスクなはずなのですが、それをブランド(メーカー)自体と組んでいくことで、オリジナル商品を企画し、限定数売るのであれば、売れる見込みもあるし、その在庫リスクは大幅に軽減できる。ブランドにとってもそれ自体が話題作りとなり、新規顧客の獲得になりうる、というわけでwin-winな訳ですよ。極めて戦略的です。あとは、今後、サマンサをきっかけに、様々なブランドの動画コマースのプラットフォームになってしまえば、その部分におけるECのジャンルは手中におけるはずです。

 というわけで、スマホの登場で、根本的に物を売る、物を買うという概念が変わるはずだと思っているし、ここにはいろんな武器を持って、様々な企業が入ってくる。とはいえ、この市場はまた別のECの市場を開拓していく可能性を持っているので、こういう要素がいわゆるAmazonとは違った形で、EC市場規模の拡大につながる要素になるんじゃないかなと思います。

 一点だけ言えるとすれば、当然買う側のお財布の中は、変わりませんから、こういうECの台頭で、これまでのEC事業者に少なからずの影響があることは間違いないので、その点は意識しておいたほうがいいのではないかなと思った次第です。

Amazonプライムデーの勢い

あとはAmazonプライムデーの話題で持ちきりでした実際には、関心の高さゆえ、18時のスタート時に、Amazonのトップにアクセスできないといった事態も起こりましたが、結果としては、Amazonの発表によれば、日本では過去最高の結果となり、ベストセラー商品は、ザバスのプロテインだったそうです。来年もやるでしょうから、注目すべきはどんな仕掛けをしていたかだと思います。

 いろんな趣向が見られ、Prime Day特選セールと言って、カスタマーレビュー4以上の商品が多数登場させた他、Prime Day数量限定タイムセールでは7/10 18:00から5分毎に、人気商品が続々登場して、多くのお客様の胸を高鳴らせた。また、機能面でも、開始予定のセール商品をウォッチリストに登録しておけば、セールの開始時にアプリのプッシュ通知を受け取ることができるといったものを用意し、お客様の気持ちをよりかきたてました。六本木には初めてポップアップショップが立ち上がるなどして、リアルからのアプローチも行ったということで、確実に国民的なイベントになりつつあるな、というところはEC業界の発展ではありつつも、Amazon以外の会社の勢いも期待したいところです。

 今週はこの辺で。
笑顔あふれる素敵な一週間でありますよう。
また来週お会いしましょう。

記者プロフィール

石郷“145”マナブ(編集長)

ECのミカタ 編集長。キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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