ドクターシーラボが「activecore marketing cloud 」を導入。メール配信業務の運用負荷を軽減

ECのミカタ編集部

 株式会社アクティブコア(本社:東京都港区)は、株式会社ドクターシーラボに会員向けマーケティングオートメーション基盤として「activecore marketing cloud (アクティブコア マーケティングクラウド)」が採用されたと発表した。

 事業の会員数が増えてくると、その規模に沿ったシステムの構築をその都度行っていかなければ、現場はパンクしてしまいかねない。

 株式会社ドクターシーラボは、公式通販サイト「ドクターシーラボオンラインショップ」を始め、通信販売や店舗での対面販売など幅広い展開を行っている。同社では、会員向けのコミュニケーションとして、メールによる一斉配信や定期配信を行っており、その規模は毎月6000万通に及ぶという。

 メール配信の種類も様々だが、特に「サンプル請求者」別に新規入会や購入引上につなげる施策別フォローアップメールや、会員ランク別に訴求するキャンペーンメール、カート離脱ユーザに対する再訴求メールは、メール配信対象者が毎日変動する上、配信除外条件も施策単位で異なってくる。

 そのため、メール配信の度に複雑なSQL作成によるリスト抽出作業が発生し、IT部門における運用負荷となっていた。 また、リスト抽出機能と効果測定機能が別々のプラットフォーム上で稼働していたため、マーケティングPDCAの運用が容易ではなく、マーケティング業務の運用負荷も生じていた。

 そこでIT部門とマーケティング業務の運用負荷を軽減することを目的に導入されたのが「activecore marketing cloud」ということだ。

豊富な導入実績による経験とノウハウを最大限活用する

 「activecore marketing cloud」を導入するとどういったメリットが生まれるのだろうか。

 まず、「activecore marketing cloud」とは何か。それは企業内の基幹データやWeb行動ログ、外部データといったマーケティングデータを収集・蓄積・統合・抽出し、AI/機械学習も利用した顧客軸でのデータ分析からレコメンド、マーケティングオートメーションまでが一つにつながったクラウドベースの統合型ソリューション。

 プログラミング知識が乏しい利用部門のユーザでも、管理画面上の条件を選択するだけで複雑な抽出リストを作成することができ、キャンペーン施策に基づいたメールシナリオの定義と配信設定、配信後の反応分析や効果検証まで同一画面で容易に実行することが可能になるというものだ。

 さらに、オウンドメディア上のWeb行動履歴データと注文履歴データを会員単位で統合したデータベースを自社の業務要件にあわせて柔軟に構築することができるため、サイトへの来訪頻度や特定ページの閲覧頻度を抽出条件としたメール配信リストを作成するなど、顧客の嗜好・行動をとらえる様々なデータをマーケティングオートメーションに活用し、多彩なマーケティングアクションにつなげることができるようになる。

 人力では対応しきれない業務量に対しては、やはりオートメーション化を考えることがもっとも効率的だろう。AIなどの普及によって、それらの精度は恐るべき速度で向上している。大手企業をはじめとする200社以上の導入実績による経験とノウハウが惜しみなく投入されている「activecore marketing cloud」は今後もパートナー企業とともに成長を続けていくはずだ。

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