TGCとWowma!「SELECT STORE by TGC」提供開始へ合意。次世代のコマースサービスを
KDDI株式会社(本社:東京都千代田区)、KDDIコマースフォワード株式会社 (本社:東京都渋谷区、以下KCF)、株式会社W TOKYO(本社:東京都渋谷区)は、史上最大級のファッションフェスタ「TOKYO GIRLS COLLECTION(以下、TGC)」と総合ショッピングモール「Wowma!」による共同事業として、2018年3月よりTGC公式通販サイト「SELECT STORE by TGC」の提供を開始することに合意した。
「TGC」は2005年にスタートした史上最大級のファッションフェスタだ。“日本のガールズカルチャーを世界へ” をテーマに、「SPRING/SUMMER」と「AUTUMN/WINTER」の年に2回開催しており、今や約100万人以上に同時に共有されるイベントメディアとなった。
このたび開設される「SELECT STORE by TGC」では、10~20代女性のユーザーに向けて、「これを見れば、“今”がわかる」をコンセプトに、TGCが独自の目線でセレクトしたトレンドのアパレル、グルメ、美容商品、TGCオリジナル商品等を提供する。
TGCのショーを楽しみながら、リアルタイムでモデルの着用した商品などを購入できる。もちろんTGCに参加できないユーザーも商品を購入することが可能だ。
「Wowma!」と共同運営することで、KDDIグループの保有するECサイト構築力、運営ノウハウ等を活用し、ユーザーにしっかりと満足してもらえるようなショッピング体験を提供していく予定だという。
ユーザーへの「届かせ方」を考える
TGCの強みは「販売力」にあると思う。スタート時からFashion WalkerというECサイトと連動しており、早い段階からSEE NOW BUY NOWを始めていた。ファッション業界は春夏秋冬というサイクルの中で、一足早い季節物を先取りしていくという慣例があったが、TGCでは「その季節のアイテムを"欲しい"と思った時に買える」仕組みが好評を博した。
将来的にはTGCのステージ動画からのライブコマース、ファッション×AIといったTGCが取り組んできた様々な最先端テクノロジーのECへの活用など、KDDIの次世代の通信技術を見据えたネットとリアル、バーチャルとリアルの垣根を越えた次世代のコマースサービスを実現していくだろう。
ファッションショーから時代を読み解くことができる。ショーとして「見せる」ものから、時代は「共有するもの」に変化した。モバイルやSNSの普及がそれらを後押ししたが、これから先はさらに簡単に「手が届く」ものになっていくのだろう。モノや価値をどうユーザーに届かせるか、がひとつ鍵となりそうだ。