モバイル決済の最新動向について調査を実施【マイボイスコム社調査】

ECのミカタ編集部

モバイル決済の最新動向について調査を実施【マイボイスコム社調査】

IT関連をはじめとした各種の調査情報を提供しているマイボイスコム株式会社(東京都千代田区、「以下「マイボイスコム」」)は、2回目となる『モバイル決済』に関するインターネット調査を実施し、結果を公表した。

1万人超からの回答

マイボイスコム社は今回、スマートフォンなどを使ったモバイル決済の動向について、2回目となる調査を実施した。実際に、スマートフォンなどモバイルデバイスを使って決済を行った人の割合や、利用者の多かった決済プラットフォームについて明らかになっており、大変興味深い内容となっている。以下、その内容について見て行く。

◆調査概要

【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2018年02月01日~02月05日
【回答者数】10,674名
【調査機関】マイボイスコム株式会社

各種決済アプリ・サービスの利用状況は

各種決済アプリ・サービスの利用状況は

直近1年間の代金の支払い方法(ネットショッピング以外)は、「現金」が86.1%だった。「クレジットカード」は66.3%、「電子マネー」は49.4%、クレジットカード・電子マネーで支払った人は8割弱となった。

直近1年間に代金をクレジットカード・電子マネーで支払った人のうち、「スマートフォンや携帯電話のアプリ・機能」で支払った人は14.5%だった。回答者全体に占める比率は1割強となっている。

直近1年間に代金をスマートフォン等のアプリ・機能で支払った人のうち、「おサイフケータイ」利用者は59.2%、「楽天ペイ」「ApplePay」が各10%台です。2017年調査と比べて、「楽天ペイ」が増加しています。男性40代以上では、「おサイフケータイ」の比率が高くなっている。

アプリ決済の頻度や利用意向は?

アプリ決済の頻度や利用意向は?

直近1年間に代金をスマートフォン等のアプリ・機能で支払った店・場所は、「コンビニエンスストア」が78.5%、「スーパー」が39.5%、「自動販売機」「ドラッグストア」「飲食店、喫茶店など」「電車・バス運賃」が各20%台だった。男性では、「コンビニエンスストア」「家電量販店」の比率が高くなっている。

また、直近1年間に代金をスマートフォン等のアプリ・機能で支払った頻度は、「週2~3回」「月に2~3回」「月に1回以下」が各2割強です。『週1回以上』は6割弱、男性6割強、女性4割強となっている。

さらに、スマートフォン等の決済アプリ・機能の利用意向は24.9%だった。男性や若年層で高く、男性30代以下では4割弱となっている。スマートフォン主利用者では3割強、携帯電話主利用者では1割強だった。なお、スマートフォン等のアプリ・機能での支払い者では8割強、非支払い者では2割となっており、非利用意向は47.9%、男性60・70代や女性50代以上では6割を占める。

回答者の声からは、モバイル決済の手軽さを評価するものや、端末のバッテリー切れで決済が使えなくなる点を心配するものが上がってきているという。

まだまだ、モバイル端末ではなく、カード本体を使って決済する割合が多い。その意味で今後、モバイル決済の伸びしろは大きいとも言えるだろう。各決済プラットフォームの相互連携やベネフィットの向上など、ユーザー目線でのさらなるサービス拡充も利用の促進には不可欠となりそうだ。

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