キャッシュレス同人誌即売会「pixiv MARKET」開催決定。成功のカギを握る「pixiv PAY」

ECのミカタ編集部

キャッシュレス同人誌即売会「pixiv MARKET」開催決定。

ピクシブ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、2018年6月10日(日)に同人誌即売イベント「pixiv MARKET」を開催すると発表した。

「pixiv MARKET」とは、対面決済アプリ「pixiv PAY」を使った日本初のキャッシュレスなオールジャンル同人誌即売会だ。サークル参加は無料、また一般参加の入場も無料となっている。

pixiv PAYは、pixivが運営する対面決済アプリで、事前登録したクレジットカード払いにより、スムーズかつ安全にショッピングを楽しむことができる。また、pixiv PAYには販売をした相手に対してメッセージを送れる機能があり、お礼やイベント参加告知を届けることができる。「取引」にとどまらない、クリエイターとファンのコミュニケーションツールとして利用することができるということだ。

オリジナルや二次創作などすべてのジャンルを扱うこのイベントは、pixiv PAYを通じて、モバイル決済の利便性と可能性に触れる機会をつくりたいという想いで企画したイベントになる。イベント開催時には、コンビニでチャージ(入金)したポイントを使用できるようになるほか、pixiv PAYに対応したサークル一覧を表示する機能追加を予定している。

近日開催の主要イベントも表示できるようにし、商品を買ったことがなくても、フォローをしているクリエイターからのメッセージを受け取ることができるように現在調整が進められていて、pixiv PAYはイベントのために特化したツールとなることを目指していくとしている。

「コミュニケーションツールとしての通貨」という魅力

「コミュニケーションツールとしての通貨」という魅力

どんどん進化するキャッシュレス化の動き。イベント出店者などに関しては、ミスも起きやすいため現金のやり取りは極力減らしたいはずだ。Amazon GOなどキャッシュレスの店舗も増えてきていて、そこにpixiv PAYはコミュニケーションを図る機能も備えようとしている。

まだまだ日本では現金主義が圧倒的に根強く、対応していない店舗も多いが、キャッシュレス機能に触れたことがない層をどこまで引き込めるかは大きな課題だ。そしてそこに大きな可能性が同居している。「コミュニケーションツールとしての通貨」という魅力は新たなユーザーを獲得しやすいだろう。

pixiv PAYがコミュニティの橋渡し的な役割を果たすことができれば、キャッシュレス文化は更なる広がりを見せるはずだ。どこまで機能を充実させることができ、どこまでユーザーに浸透していくのか。イベントの内容とともに注目しておかなければならない。

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