メルカリグループ会社のソウゾウ、新トップに原田大作氏が就任

ECのミカタ編集部

新代表の原田大作氏

株式会社メルカリ(以下「メルカリ」)は、株式会社ソウゾウ(メルカリ100%子会社、以下「ソウゾウ」)の執行役員である原田大作氏が、2018年4月1日付で、同社代表取締役社長に就任したことを公表した。

体制のさらなる強化へ

メルカリ社は、ソウゾウ社の執行役員である原田大作氏が、2018年4月1日付で、同社代表取締役社長に就任したことを公表した。

なお、旧代表の松本龍祐氏は、代表取締役社長を退任し、同日付で株式会社メルペイ(メルカリ100%子会社、以下「メルペイ」)の取締役CPO(Chief Product Officer)に就任したことを併せて公表している。

ソウゾウの新規事業創出を加速

ソウゾウの新規事業創出を加速

ソウゾウの新代表となる原田氏は、2011年にザワット株式会社を創業し、その後2017年2月に同社をメルカリに売却した経験を持つ起業経験者だ。メルカリへの事業売却後の2017年3月にソウゾウへ入社し、以降ブランド査定付きフリマアプリ「メルカリ メゾンズ」の立ち上げおよび事業責任者を務めてきた。

新規事業の立ち上げ経験豊富な原田氏がソウゾウの代表になることにより、ソウゾウはこれまで以上に新規事業の創出へ注力していくとしている。また、これまでソウゾウ代表だった松本氏は、金融関連の新規事業を行うグループ会社、メルペイの取締役CPOに就任した。松本氏は、2015年5月にメルカリへ入社し、同年9月にソウゾウを設立、代表取締役社長に就任した。

それ以降、「メルカリ アッテ」「メルカリ カウル」「メルカリ メゾンズ」「メルカリNOW」「メルチャリ」などの新規事業をリリースし、2017年11月からはメルペイの取締役を兼務している。今回、松本氏がCPOとしてメルペイに専念することにより、メルペイのサービス開発についても一層加速させてく方針だ。

メルカリ新時代を率いる両雄

同社が公表している新代表の原田大作氏および松本氏の経歴は以下の通りだ。

【原田大作(はらだ だいさく)氏 経歴】
1981年5月30日生まれ。株式会社サイバード、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社を経て、2011年にザワット株式会社を創業、代表取締役に就任。ブランド品フリマアプリの「スマオク」等のC2Cサービスをグローバルに展開。2017年2月、株式会社メルカリに売却し参画。メルカリの新規事業を行う株式会社ソウゾウの執行役員として、ブランド査定付きフリマアプリ「メルカリ メゾンズ」等、新規事業領域を担当。2018年4月ソウゾウ代表取締役社長に就任。

【松本龍祐 (まつもと りょうすけ)氏 経歴】
1981年7月20日生まれ。中央大学在学中より出版系ベンチャーの立上げ、カフェなどを経営。2004年より中国企業のSNS立ち上げに参画、その後2006年にコミュニティ企画・運営に特化したコミュニティファクトリーを設立。2012年9月にヤフー株式会社へ会社を売却。同社アプリ開発室本部長を経て、2015年5月よりメルカリに参画。同年9月、新規事業を行うグループ会社、株式会社ソウゾウの代表取締役社長に就任。2017年11月金融関連の新規事業を行うグループ会社、株式会社メルペイの取締役に就任。2018年4月、同社取締役CPOに就任。

これまで、メルカリ社の新規事業開発を多数行ってきたソウゾウのトップ交代ということで、非常に興味深い話題だ。また、松本氏はメルペイのCPOとしてサービス開発を進めていくとのことで、新しい体制でどのように両社が、そしてメルカリグループが変化をし、今後の市場をリードしていくのか、その行方に大いに期待したい。


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