「トレンドExpress」と中国のCtoCコマースアプリ「微店」が業務提携を締結

ECのミカタ編集部

 株式会社ホットリンクグループである株式会社トレンドExpress(本社:東京都千代田区)は、中国最大級のCtoCソーシャルコマースアプリ「微店」と日中間の越境EC事業について業務提携契約を締結した。

 市場規模が90兆円をこえ中国のEC市場は世界最大となった。中国においての越境EC市場では、日本製品の購入金額が2016年に1兆円を超えており、2019年には2兆円を突破することが予測されている。

 今後も成長し続ける消費意欲旺盛な中国の14億人という市場は、日本企業にとって魅力的な消費市場である。

 しかし実際には「知名度が高い人気商品ばかりが売れている」という状態が継続しており、「売りたい商品」が思うように売れないという課題を抱えている日本企業が増えている。モノを売り場に置くだけでは売れず、代表的な越境ECモール内でのプロモーションも熾烈を極めている。

 更にはモール内の競争激化とモールによる店舗選定基準の強化から出店(出品)すること自体の難易度も上がっている他、自社店舗運営費用の負担も大きくなっている状態だ。

 このように中国越境EC市場は魅力的な成長市場である一方で、簡単な市場ではないという状況が発生している。そうした背景もあり、これから中国越境EC市場で成功する条件は「認知の拡大」と「圧倒的な販路の拡大」を同時に実現させることだとトレンドExpressは説いている。

最適なプロモーションと圧倒的な販路拡大の支援を実現

最適なプロモーションと圧倒的な販路拡大の支援を実現

 そこでトレンドExpressは、中国最大級のCtoCソーシャルコマースアプリ「微店」と日中間の越境EC事業について業務提携契約を締結し越境ECへの挑戦のハードルを下げるべく、「最適なプロモーション」と「圧倒的な販路拡大の支援」をセットにした新サービス「越境EC X」をリリースすると発表した。

 認知の拡大は「買ってもらうためのプロモーション」をいかに効率よく実施するかがカギとなる。これまでクチコミを分析する事でプロモーションの成功率を飛躍的に向上させてきたトレンドExpressの得意領域だ。

 販路の拡大においては、7000万人のソーシャルバイヤーを抱え、日中間のソーシャルバイヤーについては約45万店舗をネットワークする中国「微店」と提携し、ワンストップでクライアントの商品を、ソーシャルバイヤーを通じて販売する仕組みを構築した。

 また、中国最大級のECモールであるタオバオの有力店舗ネットワークやKOL(Key Opinion Leader)と言われるインフルエンサーをネットワークしたソーシャルコマースチャネル等とも提携して販路メニューとして提供する。

プロモーションはプロに任せて、本業に集中すべし

 越境ECに関してもプロモーション関連のサービスが伸びている。進出する企業の数が増えれば、それに比例するように多くのライバルの中に埋もれてしまう。海外での展開は日本の文化と勝手が違うため、現地に精通したプロに任せるほうが安心だ。「越境EC X」で安心安全快適な中国越境ECを実現しよう。


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