Temu、1万5000以上のブランドに対してプロアクティブな保護体制を構築
Temuは2026年7月14日、2025年6月〜2026年5月を対象とした「2026年度 知的財産権保護レポート(以下、本レポート)」を発表した。
保護対象ブランド数を3倍に拡大
本レポートでは、Temuがプラットフォーム上で知的財産権を保護するために実施している取り組みや、各種対策の成果がまとめられた。
◆プロアクティブ・モニタリングデータベースは1万5000以上のブランドを対象としており、前年の5000以上から大幅に拡大。
◆権利侵害の可能性がある商品について、Temuが自主的に削除した件数は、権利者からの申告による削除件数の331倍に達し、前年の約200倍から増加。
◆画像4700万件以上、キーワード950万件以上を含む検出データベースを構築し、画像データによる監視範囲は前年比で9倍以上拡大。
◆知的財産権に関する申告案件は平均24時間以内に解決。
◆対象期間中、130以上の業界団体と連携し、前年の約2倍に拡大。
Temuは、独自の検出技術と専門スタッフによる審査体制を組み合わせ、権利侵害の可能性がある商品を事前に検知し、迅速に削除している。
同社は「権利者に被害が生じる前に、知的財産権侵害を防ぐことを重視しています。本レポートは、潜在的な侵害商品のプロアクティブな検知・削除、申告案件への迅速な対応、そしてブランドとの継続的な協力を通じて、保護体制をさらに向上させるというTemuの取り組みを示すものです」とコメントしている。
1日あたり8万件以上の「関連検索」をブロック
Temuでは、販売事業者がプラットフォームへ参加して商品を掲載する前の段階から、厳格な審査を実施している。
過去1年間で新規出店申請者のうち40%以上が、本人確認や審査基準を満たさなかったため登録に至らなかった。また、知的財産権違反を繰り返した1万6000以上の店舗を閉鎖している。
さらに、すべての商品掲載情報は、公開前に4700万件以上の画像および950万件以上のキーワードを含む検出データベースと照合。掲載後も、継続的な監視が行われている。
加えて、同社はすべての市場において、消費者向けの啓発機能も導入。「偽物」「模倣品」「偽造品」などの関連キーワードで検索した場合、検索結果を非表示とし、偽造品購入のリスクに関する注意喚起メッセージを提示。この機能により、1日あたり8万件以上の関連検索をブロックしている。
より強固な保護体制の構築に努める
Temuは過去1年間で、130以上の知的財産関連団体と連携。連携団体数は前年から約2倍に拡大させてきた。
2026年4月には国際模倣品対策連合(IACC)へ加盟。これまで参加していた同組織の、Marketplace Advisory Councilでの活動をさらに発展させている。
また、国際商標協会(INTA)やフランス模倣品対策団体(UNIFAB )など、各国・地域の知的財産関連団体とも協力している。
Temuの広報担当者は本件について「私たちの取り組みは、正規ブランドの権利を守り、消費者が安心して商品を購入できる環境を整え、マーケットプレイスへの信頼向上につながっています。今後も、人材・技術・パートナーシップへの投資を継続し、より強固な保護体制の構築に努めてまいります」とコメントしている。
ECプラットフォームにおける知的財産保護は、ブランドや消費者双方の信頼性に関わる重要な取り組みとなっている。取り組みを強化し、さらなる発展へと向かう同社の動向を引き続き追っていきたい。


