【ヤフオク!×ヤマト運輸】 『PUDOステ一ション』から発送できるサービスを開始!

ヤフー株式会社(以下、ヤフー)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は、ヤフーが提供するネットオークション・フリマアプリ「ヤフオク!」で、商品をオープン型宅配便ロッカー「PUDOステ一ション(以下、PUDO)」から発送できるサービスを開始した。

全国3,000カ所以上の「PUDO」を「ヤフネコ!パック」の発送窓口として利用できる

「PUDOステーション」は、Packcity Japan 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:リュケ・ジャン・ロラン)が展開する、誰でも利用でき、どの宅配会社でもサービスを展開できるオープン型宅配便ロッカーだ。二次元コードのスキャンやパスワード入力といった操作だけで、手軽に利用できる。

その「PUDOステーション」から、商品の発送ができるサービスが登場した。出品者は、出品時に配送方法として「ヤフネコ!パック」を選択し、かつ落札者が発送方法で「ヤフネコ!パック」を選択した場合、駅など公共スペースに設置された全国3,000カ所以上の「PUDO」を「ヤフネコ!パック」の発送窓口として利用できる。

今回の新たな発送方法により、これまで以上に発送窓口が拡大し、非対面での受付に対応するなど、幅広いユーザーのニーズに応えることができることになる。なお、これまで「PUDO」は宅配便などの受け取りのみの利用に限られていたが、「ヤフオク!」との連携により初めて発送窓口としての利用が可能となった。

手軽な手順で発送可能

手軽な手順で発送可能

「ヤフネコ!パック」は、2018年8月27日から出品者・落札者ともにお互いの住所や名前などの情報を知らせずに商品を配送できる機能「匿名配送」を開始し、10月16日からは出品する際に送料を出品者負担にすることで、全国一律の送料で発送できるようになる。また、発送窓口として、「PUDO」の他に全国約4,000カ所のヤマト運輸営業所や約1万6,000カ所のコンビ二エンスストアなどが利用可能だ。

【「ヤフネコ!パック」の「PUDO」での発送について】

[サービス概要]

・「ヤフオク!」で落札された商品を発送する際に、全国3,000カ所以上のオープン型宅配便ロッカー「PUDOステ一ション」を利用可能。

・24時間365日発送可能※設置場所の営業時間などにより利用時間が限られる場合がある

・送料は「ヤフオク!」上で決済、キャッシュレスでかんたん発送

・ロッカーならではの、人の手を介さない非対面での荷物の発送が可能

[サービス開始日時]

・2018年9月19日(水) 正午
PC版・スマートフォンブラウザー版で先行リリース

・2018年9月25日(火) 正午以降
アプリ(iOS,Android)でリリース

【利用手順】

「ヤフオク!」で出品する際の配送方法に「ヤフネコ!パック」を選択する。

落札され、落札者からの支払い連絡が完了した後、取引ナビで二次元コードを発行し、「PUDO」にお荷物と二次元コードを持ちこむ。

「PUDO」に二次元コードをかざし、発送手続きを行う。


【「PUDO」での操作手順】

(1)メニューから「発送」を選択
(2)スマホに送付された二次元コードをスキャン
(3)ご希望のお届け日を選択
(4)ご希望のお届け時間帯を選択
(5)荷物のサイズに応じて、ボックスのサイズを選択
(6)選択したサイズのボックスが開き、荷物を収めて、ボックスを閉じる

宅配ボックスはやはり「宅配クライシス」を救うか?

EC市場をラストワンマイルで支える生命線でもある宅配。各方面から指摘されているとおり、EC市場の活況に比例する形で増大する荷物が、物流業界に大きな重荷となってのしかかっている。

すでに官民挙げた取り組みがなされている所だが、宅配ボックスもその課題解決には有力な手段として視線を集めて来た。今回の施策では、その宅配ボックスから発送ができる点で極めて画期的であり、宅配ボックスを有効活用した上で、物流が抱える問題の低減に大きく寄与することが期待される。

 ECノウハウ