Origami、総額66.6億円の資金調達を実施。ECへの対応も
株式会社Origami (以下 Origami)は本日、戦略発表会「Origami Conference 2018」を開催。その中で総額66.6億円のシリーズC投資ラウンドを発表した。
投資ラウンド累計88億円
OrigamiはシリーズC投資ラウンド(*)として、SBIペイメント株式会社が運営する投資ファウンド、トヨタファイナンス株式会社、信金中央金庫、銀聯国際、株式会社クレディセゾン、日本ユニシス株式会社、株式会社ジェーシービー、株式会社大垣共立銀行、三井住友カード株式会社、株式会社DG Daiwa Venturesが運営する投資ファンド「DG Lab1 号投資事業有限責任組合」から資金調達を実施したことを発表した。
シリーズCラウンドにおける出資総額は66.6億円(これまでの投資ラウンド累計88億円)となり、開発・ビジネス人材の強化と事業領域の拡大等の取り組みを進めていくという。
(*)シリーズC投資ラウンド
ビジネスモデルが確立しており、さらに成長する段階のための投資
遂にECへの対応を
Origami Conference 2018の中で多くの事業者が待ち望んでいたであろう、ECへの対応も発表された。Origamiのアカウントを使うことで、決済を完了させるID決済への参入を意味する。オフラインではなく、オンラインの情報も見える化してくための一手となる。
他にも、投資や与信など様々な決済戦略についての発表がなされた。最も重要なのは、それぞれが独立しないこと。つまり、それぞれが相互的に関わり合って1つのプラットフォームとして機能していくということだ。
培ったデータを解放する仕組みも開発中
そこで培ったデータはパートナー企業が活用できるように解放する仕組みも開発しているという。
また、カンファレンスの中ではOrigamiが金融を制し、経済圏を獲得するのではなく、Origamiが周りより少し先の金融サービスを構築し、ほかの事業者と一緒にキャッシュレスを推進していくと強調した康井社長。
今回の資金調達でより事業を前に進めることが可能になったOrigami。ECへの対応も始まるということで、業界全体が注目する発表になったのではないだろうか。