SHOWROOM Vの提供で、マーケティングに変革
SHOWROOM株式会社(本社:東京都渋⾕区/代表:前⽥裕⼆)は、本日2018年11月13日(火)「SHOWROOM V」を提供開始。ライブ配信サービスとウェブマーケティングの可能性を広げる。
「SHOWROOM V」の魅力
SHOWROOM株式会社の運営する仮想ライブ空間「SHOWROOM」は、アーティストやアイドル、タレントなどの配信が無料で視聴でき、誰でもすぐに⽣配信ができるライブ動画ストリーミングプラットフォーム。
配信者と視聴者の双⽅向コミュニケーションが可能なことで注目され、ファッション雑誌のモデルオーディションなど幅広い企画の番組も日々配信されている。
今回提供開始される「SHOWROOM V」は、誰でもスマートフォンでバーチャルキャラクターになりきり、ライブ配信ができる iPhone 向けアプリ。配信ボタン1つで「SHOWROOM」と連動し配信ができるサービスだ。
今まで複雑な機材を要する配信や、顔を出すことに抵抗があり配信に踏み込めなかった⼈も⼿軽に配信を楽しむことができる、という利点が想定される。
アプリ内でなりきることのできるアバターは、オープンな3Dフォーマットである VRM で実装しており、既存の VRM 形式アバターをそのまま「SHOWROOM V」を通し「SHOWROOM」の配信に使うことができる。今後はバーチャルキャラクター事業を扱う様々な企業とも連携を進めていく予定だ。
ライブ配信で人気を集める
ライブコマースは中国で大きく稼いだ実績から爆発的に流行した商法のひとつ。ライブ配信しながら配信者と視聴者がやり取りし、商品の購入を決めるシステムだ。
ライブコマースではダイレクトに金銭の取引が発生するが、「SHOWROOM」のライブ配信は少し異なる。ここでは配信者への収入は「投げ銭」というカタチで入ってくるのだ。
視聴者は商品が欲しいからではなく、その配信が面白い、配信者に魅力を感じて応援したい、という思いから「投げ銭」をする。いわばライブ配信という「サービス」を売っている、といっても良いかもしれない。
「投げ銭」システムで効果的に収入を得るには、配信者の魅力が肝心だった。
「SHOWROOM V」ではこれまでは自分の容姿などに自信がない、というユーザーでもアバターを使うことでライブ配信が可能となる。その時ユーザーが見るのは配信者自身ではなくそのアバターであるキャラクター。
今後はいかに魅力的なキャラクターをつくっていくかが、「投げ銭」システムで効果的に収入を得ていくカギとなるはずだ。
ECでの活用法は?
商品でもなく、配信者自身でもなく、キャラクターの魅力で人気を得る。当然、キャラクターの個性によって対象となるユーザーも変わってくるだろう。
これをECに効果的に生かすとするならば、例えば自社の商品にあったキャラクターを設定し、ライブ配信でターゲットとなるファンを集めて購買につなげる、といったアプローチも可能になるのではないか。
あるいは、ターゲットに合わせたキャラクターを設定し、商品を効果的に宣伝することも可能となるだろう。
「SHOWROOM V」の登場で、ウェブマーケティングの世界はまた新たな広がりを見せていくのかもしれない。