エアークローゼット、アパレル廃棄問題解決する新プロジェクト『shareCloset』開始
株式会社エアークローゼット(本社:東京都港区/代表:天沼聰)は、アパレル廃棄問題を解決するための新プロジェクト『shareCloset(シェアクローゼット)』を2018年12月14日(金)より開始する。
同社は月額ファッションレンタルサービス『airCloset(エアークローゼット)』をはじめとするシェアリング事業を多数展開。そのノウハウを本プロジェクトでもふんだんに活用していく。
アパレル大量廃棄問題の現状
アパレル製品の大量廃棄問題は、長年社会問題の一つとなっている。2016年の経済産業省の調査によると、日本でも年間100億トン=30億着以上の廃棄量があるという。
こうした大量廃棄問題に対し、英国バーバリー社は2018年4月に売れ残った自社製品の焼却処分を廃止。日本国内ではビームス社が自社製品のリメイク販売をスタートさせたり、ユニクロでも着古した自社製品を海外にリユースする施策を行っているなど、全世界でこの社会問題を解決する動きが加速しつつある。
シェアクローゼットの仕組み
『shareCloset(シェアクローゼット)』は、洋服ブランド各社がパートナー企業として参画することで、アパレル大量廃棄問題の解決策とすることができるプロジェクト。
ユーザーは対象ブランドの服を店舗に持ち込み、その状態によって「シェアリング」か「リサイクル」どちらかの方法で、次のユーザーに「ファッションとの新しい出会い」を届ける。
月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』をはじめとした洋服のシェアリング事業で培ってきた、検品技術やクリーニング方法によって、リユース可能であればシェアリング、リサイクルであれば再生資源として別の用途に活用。そのことで、「売るより手軽、捨てるよりうれしい」新しいシェアリング体験を提供していく。
プロジェクトの第一弾パートナーとして、株式会社フランドルと2018年12月14日(金)〜31日(月)まで東京・大阪の『INED』『ef-de』『7-IDconcept.』等計6店舗を拠点として開催する。
ECが広げるシェアリングの文化
メールやSNSで人と人との関係をつくりやすくなった一方で、縁を切ることも容易にできるようになり、なんだかドライな時代になったと感じていた時もある。
しかし、ECが発達すればするほど、人は人同士の繋がりを求め、捨てるくらいなら誰かにつかってほしい、という暖かいシェアリングの文化も生まれた。