毎週1億件以上の購買行動データを有するカタリナとエブリーが業務提携
株式会社エブリー(本社所在地:東京都港区/代表:吉田大成、以下エブリー)と、カタリナ マーケティング ジャパン株式会社(本社所在地:東京都港区/代表:花崎茂晴、以下カタリナ)が業務提携した。これにより、オンライン・オフラインを一体化させたCRMマーケティング領域のサービス拡充・共同開発を目指す。
オンラインユーザーへのアプローチに期待
エブリーが運営するレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」は、2019年2月現在1,700万のユーザーを有する。
今回の業務提携によって、カタリナが運営する「カタリナアプリ」の仕組みを通して、クーポンの配布やポイントの付与が可能になる。
利用する企業によっては、様々なオンラインユーザーへのアプローチが可能になるということだ。
「DELISH KITCHEN」はこれまで、オンライン・オフライン問わずクーポンの配布やお店の特売情報の提供、オリジナルキッチンツールの全国販売、などのサービスを提供してきた。また、自社の豊富なシステム構築ノウハウを提供し、小売店の販促支援事業を全国的に推進している。
カタリナもレジ・クーポン®の提供をはじめとする店頭販促施策の支援を行っており、店頭業務効率化やキャッシュレス化に合わせて、クーポンもデジタル・シフトしていくべく、サービス拡充に努めている。
今回の業務提携は、そうした背景の中、「食品」を主力のクーポンカテゴリとするカタリナと、日常的に食品購入にかかわる「DELISH KITCHEN」ユーザーの親和性、メーカー・小売店に向けた新たな付加価値提供の可能性を見て、合意に至ったという。
提携するとどうなる?
具体的には、「DELISH KITCHEN」のアプリにカタリナのデジタル・クーポンコンテンツを提供する。
「DELISH KITCHEN」ユーザーはデジタル・クーポンを商品購買前にアプリ上で選択し、商品を実店舗で購入することでポイントを得ることができるようになる。
これによってメーカーはオンライン上でターゲットユーザーに向けて商品のアプローチが可能となり、小売店では店頭でレジ・クーポンを発券・処理することなくオンラインユーザーの来店を促すことが可能となる。
今後は様々なマーケティング施策も可能に
今後は、両社の強みを生かしてさらなるマーケティング施策に取り組んでいく所存だ。
「DELISH KITCHEN」のユーザーオンラインデータとカタリナのクーポン利用情報との統合的な分析により、オムニチャネルの購買者分析等の提供を可能としたり、小売店はオンラインユーザーを実店舗に誘導することにつなげたりする。