Amazon5月から全商品に最低1%のポイント付与。EC事業者の負担は

西村 勇哉

Amazonは2019年5月23日(木)を予定に、Amazon.co.jpにおける全ての商品の販売価格に対し、最低1%のポイント付与すると発表した。

ポイントは店舗負担に

今回Amazonが発表したポイントプログラムの変更では、今までポイントをつけていなかった商品にも最低1%のポイントが反映されるとし、ポイント分は店舗負担としている。その一方で手数料は今までと変わらないため、事業者の負担が単純にポイント分重くなった形だ。

消費者目線が強すぎる?

Amazonを利用する消費者にとっては非常に有難い取り組みとなるポイントプログラムの変更だが、出品している事業者はかなりの負担を強いられるのは間違いないだろう。

このポイントプログラムの変更は全商品に自動で行われるとしており、特に今までポイントプログラムを使用していなかった事業者や中小規模の店舗への負担は大きなものになってくるのは間違いない。

ポイント業界に本格参入か

今回のポイントプログラムの変更はAmazonが本格的にポイント事業に参入する前兆かもしれない。同じくECを軸にポイント事業で成功を収めている楽天にどのような形で対抗していくのかは気になる所ではあるが、事業者側からの逆風も弱くはないだろう。

EC事業者からどのような声が上がってくるかも、注意しておかなければならない。


記者プロフィール

西村 勇哉

メディア運営事業部 編集チーム所属
見た目はヒョロイのに7歳から空手を習っています。
他にも水泳、サッカー、野球、弓道の経験有り。
たまにメルマガに登場しますが乃木坂46の話しかしません。
連絡先→nishimura@ecnomikata.co.jp

西村 勇哉 の執筆記事