楽天『ラクマ』が「母の日ギフト」の最新動向を調査 母の日ギフトにハンドメイド品を贈る人が増加

ECのミカタ編集部

楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)が運営するフリマアプリ「ラクマ」は、昨今急増している「ラクマ」での母の日ギフトの購入に関して意識調査を行い、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

「ラクマ」で急増している母の日ギフト需要の中で、特に関心を集めているのが「ハンドメイド作品」とのことだ。「母の日 ハンドメイド」というキーワードの検索数を調査したところ、2016年は0でしたが2017年から上昇し、2018年は前年の2.4倍の検索数があったそうだ。

楽天ラクマでは、年々上昇傾向にあることから、2019年も更なる伸びがあると考えられとしている。そこで本調査では、母の日ギフトに「ハンドメイド作品」を購入することについてユーザーアンケートを行った。

[調査期間]
2019年3月15日~3月21日

[調査対象]
フリマアプリ「ラクマ」ユーザー 5,257名

[調査方法]
インターネット調査

「母の日」ラクマでのハンドメイド品購入意向が7倍に

「母の日」ラクマでのハンドメイド品購入意向が7倍に

「昨年の母の日ギフト用に、ラクマでハンドメイド作品を購入しましたか?」と質問したところ、2.51%が「購入した」と回答した。また「今年の母の日ギフト用に、ラクマでハンドメイド作品の購入を検討していますか?」と質問したところ、18.47%が「購入を検討している」と回答した。

昨年実際に購入した人の割合と比較すると、今年購入する可能性がある人が最大で7.3倍になることがわかった。

リピーターが「母の日」プレゼントも購入

リピーターが「母の日」プレゼントも購入

昨年の母の日ギフト用に、ラクマでハンドメイド作品を購入したユーザーを対象に、購入した理由を質問したところ、1位が「普段からラクマでハンドメイド作品を買っていたから」(43.94%)という結果になった。

2位は「今まであげたことのないプレゼントにしたかったから」(33.30%) 、3位は「オリジナリティのあるプレゼントにしたかったから」(30.30%)となった。

オンリーワンを求める

オンリーワンを求める

ハンドメイド作品をギフト用に購入した経験があるユーザーにフリー回答で魅力を尋ねたところ、「どこにも売っていない、世界でひとつのアイテムということが、贈った相手にすごく気に入ってもらえた」や、「実店舗ではなかなか見つけることができない理想的な商品に出会えた」など、ハンドメイドならではの特別感があるとわった。

また「素敵なラッピングをしてくれた」や、「ラッピングが無料でとても可愛く、実店舗で購入するよりも満足度が高かった」など、ギフト用に丁寧な対応をしているといった意見もあった。

今年の母の日ギフト用に、「ラクマ」でハンドメイド作品購入を検討しているユーザーを対象に、購入を検討している理由について質問をしたところ、1位が「今まであげたことのないギフトにしたいから」(35.20%)という結果になった。

2位は「オリジナリティのあるギフトにしたいから」(34.10%)、3位は「ラクマで手軽に購入できるから」(20.76%)となり、母の日ギフトの購入基準として、ギフトの新規性やオリジナリティ、購入の利便性を重視しているとわかった。

逆に今年の母の日ギフト用に、「ラクマ」でハンドメイド作品を購入しないユーザーを対象に購入しない理由について質問をしたところ、1位が「実物を見ることができないから」(45.40%)という結果になった。

2位は「品質に不安があるから」(33.90%)となり、ハンドメイド作品を手に取って実際の様子や品質を確認できないことがハードルとなっているとわかった。

「晴れの日」の消費マインドにも変化か

調査結果にあるように、ラクマでの母の日ギフトは「ハンドメイド作品」が人気で検索数が1年で2.4倍に、2019年母の日ギフトに「ラクマ」でハンドメイド作品を購入検討している人が約2割となった。

またハンドメイド作品をギフト購入した理由1位は「普段から買っている」から、ハンドメイド作品をギフト購入したい理由1位は「今までにないギフト」だから、ハンドメイド作品をギフト購入しない理由1位は「実物を見られない」からという結果だった。

「母の日」をはじめとした日本の贈答文化は「晴れの日」の概念もあり、伝統的には新品かつ比較的高額なものを贈ることが常だった。しかしECをはじめとしたリユース市場の発展とあわせて、そうした贈答文化や消費マインドも少なからず変化してきているようだ。

今回の調査もオンリーワンを求めてハンドメイド品を購入する意向を示すユーザーが一定数いることが明らかになったことになり、今後もこうした消費マインドの変化は徐々に進んでいくことも考えられるだろう。

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