海外120の国と地域へ販売可能なファッションECサイト『FASBEE』がスタート 決済や手続きの大幅簡素化を実現

ECのミカタ編集部

BEENOS 株式会社の連結子会社であり株式会社ファッション・コ・ラボとの合弁会社である、ファッション専門の越境ECサイトを運営するFASBEE(ファスビー)株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:齋藤 由英、以下FASBEE)は、日本のアパレル商品を海外消費者に販売するグローバルファッションECサイト「FASBEE」を2019年7月2日より正式にリリースした。

販売オペを変えることなく海外展開できる

FASBEEは、日本のアパレル商品を海外消費者にシームレスに届けるグローバルファッションECサイトだ。出店企業は、商品データをFASBEEと連携するだけで、これまでの販売オペレーションを変えることなく海外120の国・地域への販売が可能になる。

ファッションカテゴリーに特化することで、荷姿・配送規格を標準化し、これまで商品決済と配送費決済の二回の決済が必要だった購入プロセスが一回に短縮でき、支払総額の分かりやすさ、手続きの簡素化を実現、配送期間の短縮などのUXの改善を図ることに加え、ファッションアイテム販売ための感度の高いUIの追求に努めているという。

グローバルな“ファッションテック”を推し進める

グローバルな“ファッションテック”を推し進める

同社によれば当面は、日本発ファッションブランド、アイテムへのニーズが顕在化している台湾と香港、続いて中国を戦略的重点エリアと位置づけプロモーションなどを積極的に展開する方針だとしている。

現在FASBEEでは、300以上のブランドの商品を販売しているが、商品数の拡大を図ることに加え、テクノロジーを活かしたグローバルな“ファッションテック”を推し進めていく予定とのことだ。また、海外マーケットプレイスへの出品代行や直営公式ECの「越境化」ソリューション提供も視野に、事業を展開して行くことにしている。

台湾においてサービス発表・体験会を実施

台湾においてサービス発表・体験会を実施インフルエンサーイベントの様子

FASBEEのグランドオープン当日には、戦略エリアのひとつである台湾において、認知拡大を図るべくFASBEEサービス発表&体験会が実施された。FASBEEはまた、引き続き様々な企業と共に日本のアパレルブランドを世界に拡げ、市場の成長を拡大させる一助となることを目指すとしている。

越境ECはますます拡大することが予測されている。FASBEEはその手続きや支払い機能を簡素化して、より日本国内企業が越境ECに参入・継続しやすいプラットフォームと言えるだろう。アパレル分野において、広く海外への展開を企図する事業者にとっては力強い味方となりそうだ。


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