「サブスク×AI」の新会社『テモラボ』がスタート 最新技術を基盤にサブスクビジネスを支援

ECのミカタ編集部

テモナ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐川 隼人、証券コード:3985)は、AI領域に特化したプロダクト開発を推進するため、子会社テモラボ株式会社を設立した。

最先端技術をビジネスに実装し価値を提供

テモラボ株式会社は、サブスクリプション支援企業として、のべ1400社以上にサービス提供し、年間1200億以上の流通総額があるプラットフォーマーとして強みをもつテモナ株式会社の戦略子会社として「サブスクリプション × AIテクノロジー(人工知能)」をテーマにサービス開発して行くとしている。最先端技術を正しくビジネスに実装し、価値を提供するため、代表取締役には、同社の取締役CTO中野氏が就任する。

テモラボの陣容

テモラボの陣容

代表取締役社長 中野賀通 氏

2003年4月日本工業大学附属高等学校に入職。4年ほど教壇に立った後、2007年4月に株式会社エイジアに入社。クラウド事業の立上げや、数々の国内大手企業のマーケティング基盤構築のプロジェクトにPMとして従事した後、2015年1月にテモナ入社。取締役CTO現任。

取締役 佐川隼人 氏

2008年10月にテモナ株式会社を設立。労働集約型のシステム受託開発事業に限界を感じ、サブスクリプションビジネスモデルに転換。SaaSサービス「たまごリピート(旧たまごカート)」を開発。これまで延べ1,400社以上の企業に自社製品の提案、ネット通販のコンサルティングを行う。

取締役 高橋和樹 氏

2012年4月にテモナ入社。カスタマーサクセス、営業を経験した後、エンジニアとしてSaaSサービス「たまごリピート(旧たまごカート)」に携わる。2015年10月ヒキアゲールの立ち上げにPMとして従事。2016年4月に開発チームの統括マネージャに昇格。2018年10月以降、新規事業開発チームの組織の立ち上げを牽引。

サブスクには高いサービスレベル維持が必要

同社ではテモラボ株式会社の設立の背景として次のように述べている。

「人口減少が進む今日のビジネス環境では顧客の獲得コストが上がり続けており、クラウド型(SaaS)ビジネスをはじめとしたサブスクリプションビジネスの需要が高まってきています。サブスクリプションビジネスでは、サービスの提供者は顧客に継続して使ってもらえるように高いレベルのサービス品質が求められます。

反面、物流クライシスと言われる物流の混乱や、働き方改革の推進等により、労働生産性の向上も明確な課題となっており、顧客の求めるサービスレベルを維持し続けることは一段と困難となってきています。このような背景から、サブスクリプション支援企業として、サブスクリプションビジネスの更なるの普及と発展に寄与すべく、テモラボ株式会社の設立を決めました」

EC市場においてもサブスクリプションモデルは注目される一方だ。所有から利用へといった消費者の意識変化と相互作用し、その市場はこれからも広がるものと見られる。一方で同社の指摘するように、多くの利点があるサブスクだが、そのサービスレベル維持には少なからずハードルもある。その課題に正面から対応する新会社は、これからの変化の激しい市場を前にどのような存在感を発揮するか今から楽しみだ。


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