2019年BFCMでShopifyマーチャントが総合流通額3,000億円以上を達成

ECのミカタ編集部

Shopifyの⽇本法⼈Shopify Japan 株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表:マーク・ワング)は「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」でShopify出店者全体で総合流通額3,000億円以上を販売し、過去最大の売上げを実現したことを公表した。

売上前年同期比160%以上

世界トップクラスシェアを誇り175ヵ国で100万以上のアクティブストアが運営されているマルチチャネルコマースプラットフォームを展開するShopify Japan社は、世界中で11月29日(金)~12月3日(月)にかけて行われたショッピングイベント「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」でShopify出店者全体で総合流通額3,000億円以上を販売し、過去最大の売上げを実現したことを公表した。これはShopify出店者全体で前年度と比較した際、売上高が160%以上となるという。

※なお今回のShopifyのブラックフライデー・サイバーマンデーデータは、特に明記されていない限り、米ニューヨーク時間11月29日午前12時01分から12月2日午後11時59分まで、世界中の約175か国で100万を超える企業の売上に基づいている。

2,550万人以上がShopifyマーチャントから購入

2,550万人以上がShopifyマーチャントから購入

同社によるとブラックフライデーのキックオフからサイバーマンデーの終了まで、2,550万人以上の消費者がShopifyのマーチャントから購入し、より多くの消費者が仲介の小売業者を避けてブランドサイトに直接リーチしているそうだ。

この期間中でも、ブラックフライデーはもっとも購入が高い日であり、ピーク時である米ニューヨーク時間15時の売上はに1分あたり1.5億円を超えた。また、ブラックフライデー・サイバーマンデー(以下、BFCM)は主に米国の消費市場で展開されてきたが、今年はアメリカ国内のみならず世界的にも注目を集めていた。

消費者の平均単価83.05ドルとなっており、その中でもカナダ消費者の平均は最も高く(96.30米ドル)だった。一方でフランス(66.86米ドル)と英国(67.01米ドル)の消費者は購入に対して保守的な傾向が見受けられた。

一方、マーチャント側のデータとしては、ロンドン・トロントが最も売れた都市となり、英国・ドイツ・フランス・スペインは世界で最も売れた国となった。越境での買い物も浸透してきており、購買全体の19%が国外への配達となっている。

昨年に続き、2019年もオンラインコマースの優先ショッピングチャネルはモバイルであり、売り上げの69%が携帯電話またはタブレットで行われ、31%がデスクトップでの購買となった。BFCM期間中はアパレルとアクセサリーの注文が最も多く、消費者は化粧品、携帯電話のアクセサリー、そしてコートとジャケットを最も多く購入した。

世界に広がるBFCM

ブラックフライデーはアメリカで毎年11月の第4木曜日に催される「感謝祭」の翌日の金曜日に行われる年末商戦の初日かつ最大の山場となる日だ。その日は様々なセールが開催されており、開催から毎年売り上げ記録更新を続けている。

サイバーマンデーはブラックフライデーが行われた次の月曜日に行われて、ネットショッピングの主流化と共にブラックフライデーのネット版として生まれたものだ。

BFCMも今年は世界的な広がりを見せ、Shopifyをプラットフォームとする各店舗の売り上げ総計も記録的な数値をたたき出したようだ。世界的に成長が続くEC市場においてShopifyは引き続き大きな存在感を発揮していると言えるだろう。


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