サブスクストアのテモナ社がディーアンドエム社と提携　データ活用を通してサブスクビジネスを支援

株式会社ディーアンドエム（本社：東京都新宿区、代表取締役：杉村　昌弘、以下「ディーアンドエム」）とテモナ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：佐川 隼人、証券コード:3985、以下「テモナ」）は、業務提携を実施した。

共同サービス・マーケ支援を提供

株式会社クロス・マーケティンググループ（本社：東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO：五十嵐 幹、東証一部3675）のグループ会社であるディーアンドエム社とテモナ社は、2020年3月17日にデジタルマーケティング領域において業務提携を実施した。今回の提携に伴い、テモナ社と共同サービスの提供を開始するとしている。
　　　　　
また連携を通してテモナの提供する「サブスクストア」などのサブスクリプションシステムを利用する事業者に対し、ディーアンドエムが消費者ネットワークパネルを用いたマーケティング支援を行う方針とのことだ。

提携による施策のポイント

◆属性分析

商品購買者に対して、通常顧客情報として把握が難しい個人的なデータ情報を付加した属性分析が可能となる。これにより、広告配信ターゲットの選定や広告クリエイティブなどのチューニングなどを実施することができる。

◆対象者への調査

消費者ネットワークにおけるデータ連携対象者に対して、ディーアンドエムから第三者の立場として、離反・休眠ユーザーへの実態把握の調査が可能となる。これにより、通常の広告効果測定ツールやアクセス解析ツールで得た定量的な数値指標に、個々のユーザーの属性および意識的なデータを組み合わせることができ、より多面的なデジタルマーケティング施策の検証を実施することができるようになる。

◆広告支援

顧客分析の結果等を活用し、ディーアンドエム独自サービス「アンケートアド※2」や、各種ディーアンドエムの連携先のDSP、DMPをはじめとした広告運用が可能となる。これにより、潜在層・顕在層それぞれに合わせた最適な広告展開を実現し、顧客企業の広告活動を支援する。

サービス開発を積極的に進める

サブスクストア」は単品通販・定期通販の業界シェアNo.1「たまごリピート」の後継サービスだ。サブスクリプション事業における販売・顧客・入金・在庫などの管理はもちろんのこと、販売促進やメール送信など一元的に管理できるクラウド型システムとなっている。

定期購入、頒布会、ステップメール、電話受注システムなどサブスクリプションコマースに必要となる管理機能を備えており、LP作成や広告媒体管理などをはじめ、出荷を伴わないデジタルコンテンツや大規模ショップ向けのカスタマイズにも対応している。1,400社以上の導入実績に裏付けされる、サブスクリプションビジネスに求められる重要な機能を逐次アップデートしている。

一方のアンケートアドは業界最大のアドネットワークを活用し、一気通貫でテストマーケティングを実施できるディーアンドエムの独自ソリューションサービスだ。消費者ネットワークパネルを活用した精度の高いターゲット選定、潜在顧客へのアプローチ、アンケート結果とサイト内行動とを紐づけての分析など、継続的な効果検証・施策実施ができる。

今回の提携を通して「マーケティングパートナー」として、複雑化していくニーズや市場環境に対応できるよう、さまざまなデータ、サービスの提供、また連携企業とのサービス開発を積極的に進めて行くとしており、今後の展開にも注目と言えそうだ。