D2Cアパレル支援のBranditにDIMENSION・ギークス・三菱 UFJ キャピタルの3社が追加出資
DIMENSION株式会社など3社は、株式会社Branditに追加出資を実施したことを公表した。
トータルにアパレル事業を支援するBranditへ追加出資
DIMENSION株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮宗 孝光 以下、DIMENSION)は、D2CブランドやD2Cソリューション事業を通してファッション業界のDXを推進している株式会社Brandit(本社:東京都渋谷区、代表取締役 CEO:鍛治 良紀 以下、Brandit)に追加出資を実施したことを公表した。
Branditは、ファッション・アパレルブランド領域が抱えている生産の課題や、EC・ライブコマースなどデジタルチャネルの課題、さらには在庫管理や物流課題といった複雑なサプライチェーンを、Branditが展開するD2Cソリューション事業にて仕組み立て、シンプルかつワンストップで提供できるソリューション・システムを提供している。
第三者割当増資の概要
◆調達の目的
今回の第三者割当増資により、同社が6月にローンチしたアパレル向けECプラットフォーム「BRANDIT system」のシステム開発をさらに加速させるべく、ギークス社のIT人材ネットワークによるエンジニア採用を強化。さらには組織化による強固な体制を作るという。また導入ブランド拡大のため、インバウンドマーケティングの構築とインサイドセールスの人材採用も行うとのことだ。D2Cブランド事業では、「TRUNC 88」に続く、進行中の3つのプライベートブランドの準備資金として充当するとしている。
◆引受先会社概要
[ギークス株式会社]
本社:東京都渋谷区、代表者:曽根原 稔人
[DIMENSION株式会社]
本社:東京都千代⽥区、代表者:宮宗 孝光
[三菱 UFJ キャピタル株式会社]
本社:東京都中央区、代表者:坂本 信介
「計画を上回る形で事業成長」
DIMENSION社では、今回の公表に際して次のように述べている。
「創業2ヶ月目に出資し伴走支援をしているBranditは、当初の計画を上回る形で事業成長を遂げ、アパレル向けECプラットフォームの提供も開始しています。成果のみならず、お客様や関係者に真摯に向きあう鍛治社長・Branditの姿勢も高く評価し、DIMENSIONとして追加出資に至りました。DIMENSIONは、今後も高い志を持ち経営に真摯に取り組む起業家の皆様への出資、伴走支援を進めてまいります」
変化の激しいアパレル・ファッション市場で、短期間で事業を拡大させているBrandit。同市場ではD2CモデルやECをはじめとしたデジタルシフトが競争を生き残る上で重要だが、今回の追加出資を通して基盤を強化し、さらなる事業拡大に向けて、弾みが付きそうだ。