SaaS型一元管理ツール『メタップスクラウド』が「Adobe Creative Cloud」「Adobe Document Cloud」「Adobe Experience Cloud」との連携を開始

ECのミカタ編集部

株式会社メタップスは、一元管理ツール「メタップスクラウド」について、「Adobe Creative Cloud」「Adobe Document Cloud」「Adobe Experience Cloud」とのSAML認証によるAPI連携を開始したことを公表した。

ID・パスを個別に管理する必要がなくなる

株式会社メタップス(本社:東京都港区)は、SaaS型一元管理ツール「メタップスクラウド」について、アドビ社が提供する総合クリエイティブ「Adobe Creative Cloud」、PDF/電子サインソリューション「Adobe Document Cloud」、顧客体験管理ソリューション「Adobe Experience Cloud」とのSAML認証によるAPI連携を開始したことを公表した。

今回の連携により、各SaaSにログインする際に必要なIDやパスワードを個別に管理する必要がなくなり、「メタップスクラウド」の認証基盤を利用することで、アドビが提供するクラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)※1によるログインが可能になるという。

※1:ひとつのID・パスワードで複数のSaaSへログインが可能となる仕組み機能

Adobe × メタップス

Adobe × メタップス

◆メタップスクラウド

メタップスクラウドは増え続けるSaaSの複数導入を背景に生まれた、お金・時間のムダを改善する「SaaS管理」とセキュリティリスクを抑える「ID管理(IDaaS)」、の2つの機能を備えたSaaS一元管理ツールだ。

◆Adobe Creative Cloud

写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリ、モバイルアプリ、各種サービスやコミュニティをクラウド上でシームレスに連携した総合クリエイティブプラットフォームだ。

◆Adobe Document Cloud

Adobe Acrobat DCと電子サインサービス Adobe Signを中心に構成されるドキュメントの共有とワークフローの効率化を実現するクラウドサービス。デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全におこなえる。

◆Adobe Experience Cloud

デジタルマーケティングを中心とした顧客体験を提供するためのあらゆる要素を備えた包括的なクラウドサービス。コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援する。

一元管理ツールとしての価値をたかめる

メタップス社では、公表に際し、次のように述べている。

“メタップスクラウドは、SaaS利用に必要なセキュリティ対策の業務の効率化を図り、企業のSaaS利用の推進を支援してまいります。また、今後各種API連携を強化し、メタップスクラウドのダッシュボード上で、利用する全てのSaaSを管理・運用出来る仕組みを構築していきます。
(中略)
「メタップスクラウド」は今後もSaaS一元管理ツールとしてID管理機能、SaaS管理機能と連携するSaaSを増やし、より効率的で安全なSaaS運用を実現いたします”

現在、テレワーク・在宅勤務などの新たな働き方が浸透している中、SaaSの利用が急速に進んでいる。SaaS利用数の増加により、パスワード管理やアクセス管理などのセキュリティ対策に講じる工数が肥大化している。今回の連携はそうした課題に対応するものとなっており、特にAdobeのツールは利用者も多いことから、多くのEC事業者や担当者にとって朗報となりそうだ。

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