さまざまなEC関連システムを連携可能に『ECコネクター®』正式版がリリース

ECのミカタ編集部

株式会社久(本社:東京都港区、代表取締役:工藤暢久、以下「久」)は、EC事業で必要な異なるサービスやシステム間のデータ変換や連携を可能にするクラウドサービス「ECコネクター®」正式版の提供を開始した。

EC、WMSなど幅広いシステム間でデータ連携できる

ECコネクター®とは、異なるサービスやシステム間のデータ変換・連携を手軽にできるサービスだ。店舗・ブランド・チャネル(各モール・自社EC)ごとに取得している各種情報から基幹システムや倉庫管理システム(WMS)、マーケティングシステム等に対してのデータ変換と連携を行うという。オプションでAPI・バッチ処理・RPAによる自動連携も可能となる。

ECコネクター®概要

ECコネクター®概要

◆主な機能

4つのコネクター(受注コネクター、会員コネクター、商品コネクター、在庫コネクター※1)があり、それぞれデータの表示・検索・編集・削除、インポート、エクスポート機能がある。また、利用者自身がデータ形式をカスタマイズできるデータカスタマイズ機能を2021年中に提供予定とのことだ。

・受注コネクター
・会員コネクター
・商品コネクター
・在庫コネクター(※1) 

※1在庫コネクターは現在開発中 2021年中リリース予定

◆β版からの変更点

β版では、カートシステムの受注データを基幹システムデータ形式に変換する「受注データコンバーター」、基幹システムの商品データをカートシステムデータ形式に変換する「商品データコンバーター」として提供していたが、正式版では、受注コネクター・会員コネクター・商品コネクターと扱うデータ種類を拡張、インポート・エクスポート連携サービスの拡充等、システムの完全刷新を行っている。

◆料金体系

各コネクターは、初期費用無料・月額1万円~から利用可能となっている。プランごとに、保存できるレコード数の制限がありますので、ユーザーの利用ボリュームによってプランを選べる料金体系になっている。

◆その他のカスタマイズ活用事例(β版の事例)

・カートシステムの受注データを基幹システムへ連携
・基幹システムの商品データをカートシステムへ連携
・カートシステムの商品データをサイト内検索エンジンシステムへ連携
・購入金額や購入商品に応じたノベルティ商品明細のレコード付与
・簡易バーコードリーダーによる店舗受取機能

さらなる機能強化を予定

公表に際して同社では次のように述べている。

「株式会社久は創業以来、クライアント企業の自社ECサイトをメインとしたEC総合支援を約10年間行ってきました。その間、様々な売上拡大・業務効率化のサービス・システムが登場する中、既存の仕組みとそれらサービス・システムがスピード感を持って利用できない問題や利用するために大きなコストが発生する事、そもそも利用できないといった場面に多く遭遇してまいりました。こうした課題を解決するため2019年7月にECコネクター®β版をリリースいたしました。β版リリース後も継続的に開発を行い、この度、正式版としてリリースする運びとなりました」

また今後の展望については、継続的にインポート・エクスポート連携サービスの拡充を行うとともにメーカー直送機能、ソーシャルメディア(SNS)ショッピング対応などを予定しているとしており、さらなる機能強化に期待と言えそうだ。

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