ネット通販利用者の80%以上は女性 たまごリピート調査

たまごリピート50万人分の調査

TEMONA株式会社とスタークス株式会社が行ったショッピングカート付き通販システム『たまごリピート』の定期注文内容調査を発表し、ネットにおける定期通販利用者の80%以上が女性であり、その中でも30〜40代の女性が全体の44%を占めていることがわかった。

集計期間は2009年9月〜2014年9月まで広範囲に及ぶこの調査は、2014年9月時点で『たまごリピート』から出荷されたおよそ50万人分の定期注文から、性別の無回答を除いたうちの83%にあたる38万6,898件分が女性、17%にあたる8万1,148件が男性という内容から算出されたものだ。また、定期通販利用者の性別比較では、女性83%・男性17%と女性の利用者が多数を占めていた。

女性利用者の年代ごと割合の詳細を見てみると、未回答を除いた定期通販利用者の女性
10代以上が7,321人、20代が38,838人、30代が109,751人、40代が74,160人、50代が51,013人、60代が33,871人、70代が16,508人、80代以上が5,225人となっている。

日本能率協会総合研究所が先日発表した「通販利用者構造調査2014」では、調査全体の70%が年一回以上ネット通販を利用するというデータに見えるように昨今のネット通販人口は増加している。特にカタログ通販中心であった顧客がネット通販へシフトしており、今後も更に増加する見込みだ。そんな中、今回の『たまごリピート』調査で明らかになった最も多い利用者層30〜40代の女性をどのように牽引するかがキーとなりそうだ。

30〜40代女性が多い理由

通常のアンケート調査などとは異なり、2009年〜2014年までの50万人分16億円分のデータとなると説得力も違って見える今回の調査。『たまごリピート』によると30〜40代の女性が多い理由として定期的に品物を届けるという性質上、定期通販の商材は化粧品・利用品・健康食品・サプリメント・医薬品といった日用品が選ばれることが多く、たまごリピート導入企業の9割がこれらの商品を取り扱っていたこと。多くの女性が30代を目安として身だしなみな健康面への意識をより一層高めていることなどを挙げている。
また、定期通販は安定的な利益を見込むことが可能なため、定期利用者に対し通常よりも安価な商品提供が可能である。これらを踏まえると対象年代の女性を中心にネットにおける定期通販の需要が高まっているということにも納得だ。