【9月は防災月間】57.1%が「ここ数年で防災意識高まった」、過半数が自宅に防災グッズの備えあり

ECのミカタ編集部

株式会社Gracia(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤拓泰)は、運営するギフトEC「TANP」において、会員277名を対象に9月1日「防災の日」に関するアンケート調査を実施した。

「防災の日」を知っているのは約7割

「防災の日」を知っているのは約7割

1960年の閣議にて、9月1日が「防災の日」と定められた。防災の日を中心とした1週間は「防災週間」と位置づけられ、最近では9月全体を「防災月間」として日頃の備えを見直す取り組みが広がっている。

本アンケートでは、約7割が「9月1日が防災の日であることを知っている」と回答。学校や企業を含め広く取り組みがなされている防災の日だが、約3割は「知らない」と回答している。

防災意識、「ここ数年で高まった」が6割弱

防災意識、「ここ数年で高まった」が6割弱

「この数年で防災意識に変化があったか」という質問に対しては、57.1%が「やや高まった」「非常に高まった」と回答。一方「やや下がった」「非常に下がった」の回答は5%未満にとどまっている。

5段階回答の中央値である「変わらない」は約4割を占めているが、理由をヒアリングする項目では「普段から意識をしているため」のような「意識の強い状況を維持している」趣旨の回答と、「災害の少ない場所に住んでいるため」のような「生活圏に変化がない」趣旨の大きく2パターンのコメントが寄せられた。

<コメント例(抜粋)>
【高まった】
・地震が多い地域に住んでおり、身近に災害が多いと感じる。危機感がある。
・結婚や出産等、生活環境の変化を通して意識するようになった。
・職場での研修や会議を通して高まった。
・被災経験がある。
・居住地域ではないが、報道で災害情報を目にすることが増えたと感じている。

【変わらない】
・普段から意識をしており、維持している。
・災害が身近ではなく実感を持てずにいる。

【下がった】
・地震の少ない地域に住んでおり、生活圏での変化がなかった。
・地震の少ない地域に引っ越した。
・地震に慣れてしまった。

過半数が自宅に防災グッズの備えあり

過半数が自宅に防災グッズの備えあり

「自宅に防災グッズ・避難グッズを準備しているか」聞いたところ、56.7%が「はい」と回答。「防災グッズとして活用できるギフトは嬉しい、ありがたいと感じるか」という設問に対しては、8割以上が「はい」を選択していることからも、手間や費用、優先順位などから「備えたい気持ちはあるが手が回っていない」事情も想像できる。

「今後準備したいアイテム、気になっているアイテム」を自由回答で尋ねたところ、以下のような回答が寄せられた。

・モバイルバッテリー、ラジオ(ソーラーバッテリーなど複数の方法で充電が可能なもの)
・ライト(ランタンやヘッドライトなど)
・体の衛生や健康を保つもの(簡易トイレ、生理用品、常備薬など)
・着替え(下着、防寒着など)
・飲料、食品(健康状態や味の好みにマッチするもの)
・ベビー用品、ペット用品など、ご家庭により必要なもの
・プライベートが確保できるもの(テントや目隠しとなるものなど)

日本は災害大国であるからこそ日頃の備えが大切だが、災害が多いゆえに「喉元過ぎれば…」という側面もある。だからこそ「防災の日」や「防災月間」を自身の意識や備えを見直す機会とすることが大事なのではないだろうか。

最近では普段使いできるビジュアルながら、いざというときにも活躍するインテリア性の高いグッズにも注目が集まっており、こうしたアイテムをECで買う動きも今後広がっていく可能性が高いだろう。

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