三菱UFJニコス カード不正使用検知システム「PKSHA Security」を導入

ECのミカタ編集部

国内カード大手三菱UFJニコスのクレジットカード不正使用検知システムにAIソリューション「PKSHA Security(パークシャ セキュリティ)」を導入

株式会社PKSHA Technology(以下:PKSHA)は、三菱UFJニコス株式会社(以下:三菱UFJニコス)と、クレジットカード不正使用被害の抑止を目的に「PKSHA Security(パークシャ セキュリティ)」の運用を2月9日から開始することを公表した。

AIでカード不正利用対策を実施

AIでカード不正利用対策を実施

近年、クレジットカード取引における不正使用の手法は著しく多様化・高度化していると言えるだろう。国内のクレジットカード発行会社の不正使用被害額は2014年以降増加傾向にあり、2021年は過去最悪の330億円(※1)、2022年は1〜9月累計で309.2億円(※1)で推移するなど高止まりが続いている状況だ。

このように、日々高度化する不正手法に対してAIでその不正手法を機械学習し、最新手口への柔軟・スピーディな対策をすることが求められている。

三菱UFJニコスはクレジットカード不正使用被害の抑止を目的に、MUFGカード(三菱UFJカード含む)、DCカード、NICOSカードの不正使用検知システムとして、業界1位の導入実績を持つAIソリューション「PKSHA Security」を導入した。

「PKSHA Security」ではPKSHA独自の「トレンド追従型アルゴリズム」が、日々変化する不正手口のパターンを自動学習し、不正検知を高度化。クレジットカードの不正使用検知システムと連携させることでいち早く最新の不正手口への対応が可能となり、従来は見分けることのできなかった不正使用を高い精度で検知できるとしている。

※1 :「一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード不正利用被害の発生状況」

今後もカード利用の環境整備に注力

三菱UFJニコスは今後も、「PKSHA Security」によりクレジットカード決済のセキュリティを一層高め、顧客が安全・安心・快適にクレジットカードを利用できる環境整備に注力していくとしている。

「PKSHA Security」は既に金融・保険・Webサービス等で本番稼働しているが、今後更に多様なリスクマネジメント領域に対応させることで、あらゆる業界・産業で稼働するソフトウエアに搭載・接続し、世の中との共進化を加速させていく予定である。

現在、高度化する不正手法への対策としては「PKSHA Security」のようなAIソリューションが不可欠だと言えるだろう。「PKSHA Security」の独自のAIアルゴリズム「トレンド追従型アルゴリズム」は、日々変化する不正手口のパターンを自動学習し、不正検知を高度化させることが可能である。今回の導入によって不正利用件数の大幅な減少が期待されるだろう。

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