GPT-4活用の「Creative Drive」事前登録開始

ECのミカタ編集部

株式会社chipper(本社:東京都品川区、代表取締役:十時悠径、以下「chipper」または「同社」)は、同社の「Creative Drive β版」を大幅アップデートし、サービスページの公開と事前登録を開始した。

Premiumプラン、まずは20社限定

EC/D2Cを中心とするマーケティング総合支援を行うchipperは、2023年2月より提供してきた同社の「Creative Drive β版」を大幅アップデートし、GPT-4を活用して無制限の記事作成が可能なプラン含む、SEO特化型のAI自動記事作成ツール「Creative Drive」のサービスページの公開と事前登録を開始した。

Creative Driveは、SEO特化型のAI自動記事作成ツールだ。Creative Driveは、最新のAIテクノロジーとchipper独自のSEOノウハウを掛け合わせることで、より手軽にSEOライティング(記事執筆)によるコンテンツマーケティングを可能にしている。Creative Driveの料金プランは、4種類のプランで提供予定としており、その中でも、Premiumプランは国内の業界初のGPT-4を搭載した無制限の記事作成プランとなっている。

※Premiumプランに関しては、今年の夏頃リリースの際は限定20社の案内。
※2023年2月よりβ版として、一部企業に提供中。

Creative Driveの概要

Creative Driveの概要

Creative Driveは、AI技術を活用し、ライティング(記事執筆)だけでなく、競合コンテンツ分析からユーザーインサイトの抽出し、ターゲットに向けたコンテンツ設計を行う“SEO対策”を自動化することで、ライティング時間を従来の1/10、費用を従来の1/3に短縮・削減することができるとしている。

また、chipperが今まで培った独自のSEOノウハウを記事生成ロジックに掛け合わせることで、単なる文章作成に留まらず、検索上位表示するために「ユーザーの検索意図を汲み取り、ユーザーを第一に考えた記事」を作成できるという。今年の夏頃リリース予定のWebサービスの初期機能では、「簡単ワンステップ生成」の機能を実装し、集客でターゲットとしたいキーワードを入力するだけで、SEOを意識した記事生成を可能にするとのことだ。

ファクトチェックや記事全体の流れで課題も

公表に際して同社では次のように述べている。

「昨今、EC/D2Cが注目され、業界が盛り上がる中、chipperでは戦略設計や新商品企画のみだけではなく、Web集客の手法として、SEO対策に関するニーズの強さを認識し、支援を強化して参りました。一方で、SEO対策の中でも、SEOライティング(記事執筆)については、全8ステップからなる多数のステップと、各ステップごとにステイクホルダーが異なるケースもあり、対応工数や費用面での課題がありました。2023年2月よりCreative Drive β版を提供させていただき、顧客課題とソリューション検証を行って参りましたが、この度、β版をWebサービス化することで、より多くの方のSEOライティングの抜本的な課題解決を目指します」

また同社は、「Creative Drive β版」利用企業に「良かった点」「改善すべき点」を聞いている。

◆良かった点

・成果が出ていること(記事によるが、狙っていた検索ワードで上位になっている場合もある)
・記事作成の依頼方法がシンプルでわかりやすいこと
・記事作成の工数が削減された

◆改善すべき点

・ファクト確認
・コピペをしていない保証(コピペチェックシステム利用明記など)
・カスタマイズ性と重複表現
・記事全体のつながりや流れ

すでに大規模言語モデルなどを活用したコンテンツ作成の試みは各所でなされている。一方で、ファクトチェックや記事全体の流れで課題もあるようだ。今後、ライトなSEO記事のドラフト作成などでAIの活用の幅が広がるものと考えられるが、より内容そのものの読み応えと読み手とのロイヤリティ醸成が求められるオウンドメディアや精度が求められるニュースメディア等に利用が広がるか注目と言えそうだ。


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