東南アジア・台湾の購買意欲は? Shopeeがメガキャンペーンに対する意識調査

ECのミカタ編集部

Eコマースプラットフォーム、Shopeeの、現地消費者のメガキャンペーンに対する意識調査が行われ、その分析を発表。消費者にリーチするための3点もまとめられた。

現地消費者の期待値と高い購買意欲を表す調査結果に

東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(所在地:東京都千代田区 以下:ショッピージャパン)は、Shopeeの現地消費者のメガキャンペーンに対する意識調査を実施し、分析を発表した。

Shopeeでは、毎年9月より、9.9、10.10、11.11、12.12といったゾロ目のタイミングに合わせて4カ月に及ぶエンタメ性満載のイベントやキャンペーンを開催し、現地消費者の購買意欲もこのタイミングで最高潮を迎える。そのメガキャンペーンシーズンが今年もまもなく到来するため、日本の越境セラーがより多くの購買意欲が強い消費者にリーチできる理想的なタイミングとなる。今回の調査は、現地消費者のメガキャンペーンに対する期待値の高さが垣間見える結果となった。

現地消費者の約76%がメガキャンペーンに期待

調査によれば、現地消費者の約76%がメガキャンペーンを楽しみにしており、高い関心と期待が寄せられている。また、消費者がメガキャンペーンに期待しているトップ5は、①配送料無料クーポン、②商品の割引、③フラッシュセール、④キャッシュバック、⑤フリーギフトだった。

メガキャンペーンの情報の接点を分析

「メガキャンペーンの情報をどこで得ているか?」に対する回答からは、プッシュ通知とShopeeプラットフォーム上の検索が消費者のメガキャンペーンに関する主な情報源となっていること、あわせてFacebook、YouTube、InstagramといったSNSプラットフォームを活用することも重要であることがわかった。また、Shopeeでは、消費者の56%がフラッシュセール機能経由でメガキャンペーンの情報を見つけているという結果に。その他にはプラットフォーム上の検索ページ(46%)、おすすめ商品ページ(29%)、ホームページバナー(26%)も有効であることが示された。

当日よりも前に商品をカートに入れる消費者は64%

「気になる商品をどのタイミングで買い物かごに入れるか?」への回答は、現地の消費者がメガキャンペーンの当日よりも前に商品を探し始め、購入の意思決定を行う可能性が非常に高いことがうかがわせる。調査結果では、64%の消費者がメガキャンペーンの前に商品をカートに入れ、その中の50%以上の消費者はセールの1~3日前にカートに入れているからだ。

このような結果を受けて、レポートでは以下の3点が重要であると、各店舗に推奨されている。

【期待をさせる】 メガキャンペーン中のShopeeでの買い物が、よりお得で、より多くのクーポンを利用できることを各店舗で強調することを推奨。

【意識をさせる】 プラットフォーム上の広告や、FacebookのようなSNSプラットフォーム広告を使用し、メガキャンペーン前から認知を積み上げ、さらに1~3日前にプロモーションやリマインダーを行うことによって、消費者の店舗や商品の購入意識を高めて認もらうことを推奨。

【購入を促す施策】 消費者の購買を促進するために、通常よりも大きい価格割引、送料無料券、フラッシュセールなどのプロモーション活動をあわせて実施することを推奨。

東南アジア・台湾で最⼤規模のEコマースプラットフォームであるShopeeのメガキャンペーン。消費者にとって、そして日本の越境セラーにとっても大きなチャンスとなるこのタイミングを、有効に活用したいところだ。

「メガキャンペーン中の買い物に関する意識調査」調査概要

■調査対象:過去6カ月に購入履歴のあるShopee現地ユーザー
■調査方法:Shopeeアプリ内調査
■調査期間:2023年5月7日~2023年5月19日
■有効回答数:約12000


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