越境EC事業のWebマーケティング施策、費用対効果「感じていない」が4人に1人 成果把握に必要なのは?

ECのミカタ編集部

【越境ECのマーケティング担当者に調査!】4人に1人が、越境EC事業のWebマーケティング施策に、費用対効果を「感じていない」実態 成果を把握する上で重要なポイントとは?

ショッピージャパン株式会社(以下:ショッピージャパン)は、越境ECマーケティングに関する実態調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査概要:越境ECマーケティングに関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2024年2月2日〜同年2月6日
◆有効回答:越境EC事業を行っている企業のマーケティング担当者110名

◆情報出典:shopee
◆画像出典:越境ECマーケティングに関する実態調査
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100にはならない

施策としてSNSマーケティングが最多

「お勤め先の越境EC事業で、現在実施しているWebマーケティング施策を教えてください」(n=110)と質問したところ「SNSマーケティング」が60.9%、「検索エンジン最適化(SEO対策)」が55.5%という回答となった。比較的少額で開始しやすく、短期間での効果が見込めるSNSマーケティングがトップに。若年層といった想定するターゲット層へ的確にアプローチできる点も評価されていると考えられるだろう。

以降は「検索広告」「インフルエンサーマーケティング」「動画(YouTube)マーケティング」「メルマガ配信」などが続く。

上記の質問に対して「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方を対象に「Q1で回答した以外に、お勤め先の越境EC事業で、現在実施しているWebマーケティング施策があれば、自由に教えてください」と質問したところ49の回答が得られた。その中の一例として、以下のような内容があげられる。

◆コンサルティングを活用(53歳)
◆コンサル、税金対策(55歳)
◆新規顧客開拓(54歳)
◆外部に依頼(54歳)
◆特殊広告(26歳)

7割以上がWebマーケティング施策に費用対効果を感じている

Q1で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方を対象に「実施しているWebマーケティング施策に、十分な費用対効果を感じていますか」と質問したところ「かなり感じている」が20.8%、「やや感じている」が54.7%という回答に。

合計すると7割以上の担当者が、費用対効果を感じているという結果となった。一方で、約2割の担当者は効果を感じていないという結果もうかがえる。

上記の質問に対して「かなり感じている」「やや感じている」と回答した方を対象に「Webマーケティング施策の費用対効果を向上させるために、重要だと思うことがあれば教えてください。」と質問したところ「複数のオンラインチャネルを組み合わせて運用する」が61.3%、「顧客フィードバックを活用する」が58.8%という回答に。

対して「あまり感じていない」「全く感じていない」と回答した方を対象に「越境ECにおけるマーケティングに関して、課題に感じていることを教えてください」と質問したところ「施策を実施した結果が分かりにくい」が53.8%、「マーケティング戦略の設計が難しい」が50.0%、「文化的・言語的な障壁があり、クリエイティブやコンテンツの作成が難しい」が50.0%という回答となった。

戦略的なアプローチと柔軟な思考が必要

本調査では、越境EC事業で実施しているWebマーケティング施策は「SNSマーケティング」が最も多く、その費用対効果を実感する企業が75.5%にのぼることが判明。一方で、24.5%の企業では費用対効果を実感できていないことが明らかとなった。

また、費用対効果を向上させる上で重要なポイントとしては「複数のオンラインチャネルを組み合わせて運用する」「顧客フィードバックを活用する」などがあげられている。さらに、費用対効果を実感できていない企業が抱くWebマーケティング施策における課題は「施策を実施した結果が分かりにくい」が最も多くなった。

技術の進化とグローバル化が進む中、多様なマーケティング手法が活用されているが、効果的な運用にはまだまだ課題が多うことがうかがえる。今後さらなる越境EC市場の成長が想定されている中、事業を成功に導くためにはより一層戦略的なアプローチと柔軟な思考が必要となるだろう。現状に課題を感じている場合は原因究明に注力し、早急な解決が求められる。本調査の結果と自社の状況を照らし合わせ、今後の施策を検討してみてはいかがだろうか。


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