エニキャリが買い物困難者を解決する共助モデルの地域DXを推進 山梨県において「お使い掲示板」の提供、実証実験を実施

ECのミカタ編集部

エニキャリ、いつもの買い物でお小遣いも稼げる地域共助型お買い物アプリの実証実験を甲府で開始

株式会社エニキャリ(以下:エニキャリ)は山梨県甲府市の市街地を対象に、実証実験として地域共助型お買い物アプリ「おつかい掲示板」の提供を2024年2月1日より開始する。

買い物困難者を解決するソリューションを目指す

エニキャリは、山梨県が実施している「第5期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」の採択事業者として様々なプロジェクトを行っている。買い物困難者を解決するソリューションを目指して「おつかい掲示板」アプリを開発、実証実験を開始。今後エニキャリは、本実証実験を通して、全国の地域への展開の有効性を検証するとしている。

アプリ特徴
▷買い物のついでにおつかいを「頼む・頼まれる」ご近所密着型サービス
▷自分の買い物ついでに近隣住民を手助けすることで、お小遣い稼ぎにもなる地域共助サービス
▷買い物が困難な高齢者や小さなお子さんのいる方、傷病により不自由な時などでも気軽に利用できる

◆アプリ概要
▷アプリ名称:おつかい掲示板
▷実施予定期間:2024年2月1日~3月31日
▷受付時間:午前10時~午後7時
▷対象エリア:山梨県甲府市の市街地中心
▷価格:無料(おつかいを実行した場合には、商品代+依頼料が発生)
▷対応OS:iOS、Android

掲示板を通じて買い物する人と依頼する人を繋ぐ

「おつかい掲示板」を利用する具体的な流れは以下の通りだ。

◆おつかいする場合
▷掲示板に店名やお届け可能距離・時間帯などを投稿
▷おつかい依頼が来たら詳細を確認の上、買い物を実施
▷おつかいを届けたら代金を受け取り、完了

◆おつかいを依頼する場合
▷掲示板で自分の条件に合う投稿を見つけて選択
▷買い物してほしい内容を入力し、依頼
▷到着前に確定金額の通知がくるため、指定の代金を支払い商品を受け取る

買い物困難者を解決する

「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」は2020年年3月に策定した「リニアやまなしビジョン」に基づき、山梨県のテストベッドの聖地化に向け、最先端技術や新たなサービスの実証実験プロジェクトについて、実証実験エリアを問わず、最大750万円(補助率3/4)の経費支援を行うとともに、産学官金のオール山梨体制で伴走支援する。

今回、業種業態問わずニーズに応じた最適な短距離配送・デリバリーの構築・運用・代行を行うエニキャリとの実証実験により、デジタル技術を活用した買い物困難者を解決する地域DXが推進される。

いつもの買い物ついでにお小遣いが稼げる仕組みのため、多くの利用者が日々の買い物の合間に利用することが期待されるだろう。2カ月間に渡って実施される実証実験の動向に注目だ。


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