中部日本放送が「記事×販売」のEC「DigLog」開設　「商品に込められた思い」を取材し販売促進支援

中部日本放送株式会社（以下：CBC）は「商品に込められた思い」を伝える販促支援サービスをスタートし、記事等を楽しむECサイト「DigLog」を開設した。

メディアにEC機能を付加したイメージ

2022年より、CBCはグループ会社の全社員を対象とした社内起業提案制度をスタートしている。今回開設されたECサイト「DigLog」は、グループ会社社員がアイデアをまとめ提案したものだ。

「DigLog」は「ココロを揺さぶるモノ、コトを探そう」をコンセプトに、サイト上にアップされた記事や動画コンテンツを日常的に楽しんでもらうことを目的にしている。単なるECサイトではなく、インターネット上のメディアにEC機能を付加したものといったイメージとなるだろう。

そのため、価格やデザインだけで商品の購入を促すECサイトとは一線を画す。読み物記事等のコンテンツを通じて「作り手の思い」や「商品の誕生秘話」に触れたり、商品とともに暮らすことをイメージしたり、童心に帰って宝探しをしている気分になれるようなECサイトを目指すとしている。

東海地方から順次対象エリアを拡大予定

CBCは2024年2月より、記事や動画、SNSなどを有効活用した商品販促支援サービスを開始している。「商品のプロモーションが上手くいかない」「商品へのエンゲージメントを高めるのに苦労している」といった課題を抱えている事業者を対象に「商品に込められた想い」を取材。その内容を放送局ならではのコンテンツとして提供し、販売促進支援を行うほか、SNS等の活用もサポートしながら売り上げアップに貢献することが目的だ。

「DigLog」では商品への思いについて取材した記事等を、読み物として楽しめる。「インターネット上に商品の売り場を広げたい」という製造事業者にソリューションを提供することはもちろん、ユーザーが日々記事を楽しめるようなメディアとしての活用が実現するだろう。

当面は東海地方の製造事業者を対象に事業を進め、順次対象エリアを拡大していく予定だ。多くの事業者の想い、商品普及のきっかけになることが期待される。メディアとECサイトを掛け合わせた「DigLog」今後の注目したい。