中小企業にもチャンスあり「全国ネットショップグランプリ」

一般社会法人イーコマース事業協会は、全国ネットショップグランプリへの応募を受付開始した
売上重視のアワードとは切り口違う選考基準で、自薦他薦問わずエントリー可能
発表は4月11日(土)の「一般社会法人イーコマース事業協会13周年式典」にて行われる予定……

自薦他薦問わず優れたネットショップ応募受付中

一般社会法人イーコマース事業協会は、優れたネットショップを表彰するエビス大賞を「全国ネットショップグランプリ」と装いも新たにし、今月10日より応募受付を開始した。
イーコマースの発展と社会貢献のため、優れた店舗の選出という目的で毎年多くの応募の集まるエビス大賞も第7回目。名称も変更し、ますます専門性を高めた賞として開催される。自薦・他薦は問わず、ネットショップを運営する事業者からの応募を広く募集している。

応募資格は、ネットショップとして半年以上運営しているサイトを浮遊する店舗であればエントリー可能。ただし、成人向けコンテンツを含むサイトや公序良俗に反するサイトの応募は自粛を喚起している。

選考基準は、「独自性」「デザイン性」「専門性」「ブランド性」「お客様への思いやり」「社会への貢献度」など、6つの側面から審査が行われる。三次選考までの複数審査員による審査により、「グランプリ」「話題賞」「デザイン賞」「専門賞」「ブランド賞」「思いやり賞」「社会貢献賞」の7つの賞が授与される。
応募期間は1月10日より2月26日まで、確証の発表および表彰は、2015年4月11日土曜日に行われる「一般社会法人イーコマース事業協会13周年式典」にて行われる予定。

審査基準は売上や数字だけじゃない

例えば、先日発表された「楽天ショップオブザイヤー」をみてみると、「お客様による投票数」「2014年の売上」「注文件数」「売上伸長率」「お客様の対応」など数字よりの選考基準で審査され、各賞の受賞店舗が決められた。4万店以上の店舗中より、総合10賞をはじめジェンル賞やサービス賞、特別賞などが決定し、総合グランプリ第一位には6年連続で「爽快ドラッグ」が選ばれている。

このように、アワードの審査基準は売上や数字に重点が置かれがちであることに対し、「全国ネットショップグランプリ」の審査基準は、前出のように店舗のポリシーや独自性など、数字に見えにくい内面部分に重点が置かれているところが対照的だ。

売上や数字重視となるとどうしても資本力のある大手に勝つことは難しくなるが、中小のネットショップでも大手と互角に渡り合える部分が審査対象のため、やり方次第で十分受賞のチャンスはある。参加の窓口は広いので、この機会に自店をエントリーするもよし、普段お世話になっている店舗を推薦するもよし、EC業界を盛り上げるであろうアワードに、自社なりの切り口で参加してみてはいかがだろうか。共に業界の底上げを図ることが、自社の成長にも影響を及ぼすことは間違いない。
視点の違った式典で表彰される店舗は、どこであろうか。