MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は2024年7月30日、大手4キャリアを契約している方を対象に「スマートフォンの通信の繋がりに関する調査」に関する結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間：2024年7月13日～15日
◆有効回答：＜予備調査＞10000人＜本調査＞2000人
※人口構成比に合わせて回収
※NTTドコモ（n=500）、KDDI（n=500）、ソフトバンク（n=500）、楽天モバイル（n=500）
※通信会社の通信経験に焦点を当てているため、オンライン専用プランとキャリアサブブランドを含む
◆調査方法：インターネット調査
◆調査対象：＜予備調査＞18歳～69歳の男女＜本調査＞大手4キャリア契約者
◆設問数 ：＜予備調査＞4問＜本調査＞3問
◆出典元：スマートフォンの通信の繋がりに関する調査（MMD研究所）

4割近くが半年以内に「繋がりにくさ」を経験している

直近半年間で経験した外出時のスマートフォンの通信について聞いたところ、36.9％が「繋がりにくさを経験した」と回答。

「繋がりにくさを経験した」と回答した3691人を対象に、スマートフォンの通信で直近半年間に経験したことを聞いたところ（複数回答可）、「モバイル決済の支払い画面の表示が遅い」が30.5％と最も多く、次いで「LINE（LINE通話など）などのコミュニケーションアプリの繋がりが悪い」が24.9％、「メールの繋がりが悪い」が20.0％と続く結果となった。

「総合満足度」ではKDDIがトップに

大手4キャリアを契約している2000人を対象に、直近半年での外出している際の通信への繋がりやすさの満足度を「満足、やや満足、やや不満、不満、そのサービスを利用していない」の5段階で質問。

各サービスでの「満足」「やや満足」を合わせると満足度が高かったのは、「インターネットブラウザ」が70.2％と最も多く、次いで「通話（LINE通話など）」が69.9％、「QR･バーコード決済」が62.9％となった。

通信会社別では「通話（LINE通話など）」「インターネットブラウザ」「SNS」「総合満足度」がKDDI、「QR･バーコード決済」「オンライン動画サービス」がソフトバンクという結果になった。

オンライン動画などは通信環境によっては視聴が困難になるケースがあるようだ。またQR決済が繋がりにくい状況では、購入意思が減少する可能性も考えられる。ユーザーの通信状況も考慮しつつ、的確な対応を行えるよう心がけたい。