EC人材の転職・採用のリアル! EC人材のキャリア支援サービス「ECREW」の凄み
「EC運営」と一言で言っても、モール運用、広告出稿、商品企画、CSまで業務は多岐にわたる。ところが、一般的な転職サイトでは大雑把な職種で一括りにされ、入社後に「求められていたスキルと違った」というミスマッチに悩むEC人材は少なくない。
ECコンサルティングや業務支援を20年手がける株式会社ワンプルーフは2026年9月1日、そうしたEC現場のリアルな悩みに応える求人情報サイト「ECREW(イークルー)」をプレスリリースした。
開発の背景には、同社社長の平山和泉氏自身が長年感じてきた採用市場への強い不満があった。新サービス「ECREW」は、求職者にどのようなメリットをもたらすのか。
EC業界の転職でミスマッチが起きる根本原因
―― EC業界で働く方々から「自分の実績やスキルが評価されにくい」「転職してみたら想像と違う業務ばかりだった」といった悩みをよく耳にします。なぜEC業界の転職ではこうしたミスマッチが起きてしまうのでしょうか。
平山 最大の原因は、一般的な求人サイトや人材紹介会社が「ECの業務やスキルの違い」を実態に沿って理解していないことにあります。
例えば「EC運営」と表記されていても、自社ECの売上を伸ばすマーケティングなのか、楽天市場やAmazonなどのモール運用なのか、あるいは商品ページ作成や在庫管理なのかで、必要な能力は全く異なります。しかし、多くの求人媒体ではこれらが「Web制作・EC担当」などと一括りにされてしまっているのが現状です。
―― 確かに、大手転職サイトだと細かい得意分野まで絞り込んで探すのは難しいですね。
平山 そうなんです。その結果、採用に応募する求職者は「楽天のSEO対策やSKU管理が得意といった自分の強みをアピールする場がない」と感じ、採用企業側も「意図したスキルを持つ人材に出会えない」という双方の不満・ギャップが生まれてしまいます。
当社もEC支援企業として長年採用に関わるなかで、高額な仲介手数料を払ってもミスマッチで早期離職になってしまう現場を何度も体験し、採用したいEC事業者や私たちのようなEC支援企業が直接探して面接して、成功報酬を気にせず採用できる仕組みが必要だ、「この構造自体を変えなければいけない」と強く感じていました。
「モール運用」「フルリモート」「地方在住」まで細かく検索。自分の強みがそのまま評価される仕組み
―― そうした求職者の「もどかしさ」を解消するために誕生したのがECREWなのですね。具体的にどのような点が、従来の転職サービスと違うのでしょうか。
平山 一番の違いは、EC現場を知り尽くした当社だからこそ実現できた「超・詳細な職種&スキル分類」です。
ECREWでは、「EC運営業務」「マーケティング・広告」「クリエイティブ」「商品企画・MD」といった大分類にとどまらず、「店舗統括」「商品ページ改善」「在庫・店舗管理」「特定モールの運用経験」といった細目レベルまで網羅しています。
登録できるのはEC業界経験者のみで、楽天、Amazon、Shopify、自社ECの運営経験を存分に活かすことはもちろん、キャリア評価につながる求人だけが集まる仕組みにしています。

―― それなら、「自分が得意な業務」「チャレンジしたい領域」をピンポイントで探せますね。
平山 この点が、ECREWならではのメリットです。サイトを見ていただければ一目瞭然で、求職者も採用企業側も「なぜ今までこういう求人情報サイトに出会えなかったんだろう」と実感していただけるはずです。
さらに、ECREWならではの特徴は、採用に応募する求職者が「自分の価値観やスキルに一番フィットする企業」と直接出会える設計に徹底的にこだわったことです。
例えば、「フルリモート可」「地方在住OK」といった柔軟な働き方の条件を明確に提示しています。「自社ブランドをじっくり育てたい」ならEC事業者の中から探せるようなっています。「支援会社で幅広い案件に携わりたい」方であれば、その条件にマッチする求人企業だけを選択できるシステムになっています。

採用企業とダイレクト交渉だから納得感を持ってキャリアを選べる
―― 人材紹介会社(エージェント)を挟まないことによる、求職者側のメリットは何でしょうか。
平山 「自分のペースで、企業と直接本音で対話できること」です。
一般的なエージェント経由だと、どうしても手数料ビジネスの側面が強く出るため、希望に沿わない企業を勧められたり、企業のリアルな情報が見えにくかったりすることがあります。
一方、ECREWは採用企業側から求人票の掲載料をいただくだけで、求職者が入社した際の成功報酬や仲介手数料は一切いただきません。求職者データの転売を目的とした人材ビジネス事業者などを排除しているため、安心・安全に企業とダイレクトにアプローチできます。もちろん、求職者は登録・閲覧・応募まで完全無料です。
―― 採用企業側にとっても、高額な成功報酬(仲介手数料)がかからない「1求人・5万円〜」の掲載料モデルだからこそ、余裕を持って求職者一人ひとりと向き合えそうですね。
平山 その通りです。採用企業側も無駄なコストを抑えられる分、採用した方にしっかり還元したり、働きやすい環境整備に投資できたりするようになります。
―― キャリアの選択肢を広げるためにも、「自分のスキルが活きる場所」としてECREWサイトをのぞいてみてほしいですね。
平山 今すぐ転職する予定がない方でも、「現在の自分のスキルは他社でどう評価されるだろう」「どんな条件の求人があるのだろう」と情報を集めておくことは、進化のスピードが速いEC業界では非常に大切です。
私たちは20年の経験から、EC事業を支える仕事の詳細と、そこで求められている多様な職種や技量というものを熟知しています。「EC企業に勤めて楽天市場で抜群の成績を挙げてみたい」といった漠然とした将来像を描いている方は多いと思います。そうした細やかな職種や技量の分類は、多様な希望や価値観に応えられる「ECREWだからこそできる」と考えています。

―― サービス開始当初のKPIはどのようなものですか。
平山 EC業界のプロフェッショナル人材の転職活動は、大手仲介会社に登録しておくケースがほとんどです。そうした方にECREWへの登録を促し、ECREWの “かゆいところに手が届く”ような情報を実感してもらいたいと願っています。
―― AIを活用したマッチング精度も向上しているようです。
平山 人材マッチング市場でも、今やAI活用は常識です。ECREWもAIを駆使した新サービス(スカウト機能)を実装する予定です。
―― 事業成長における「人材の流動性」の貢献は当たり前になりましたが、人材マッチングにおいて未解決だった問題をECREWが解決することが理解できました。
平山 進化のスピードが速いEC業界で、求職者は広くアンテナを張って、採用企業側の変動、つまり仕事の減少や雇用の見直しなどに機動的に対応できるようにしておかなければなりません。
採用企業側も、「高額な仲介手数料が当たり前」という現状にあきらめるのでなく、自社の事業、自社の企業文化にマッチする人材採用をハンドリングできる手段を備えるにこしたことはありません。
求職者と採用企業の両方に、機動的な選択の場を提供するのがECREWであると自負しています。


