6割以上の海外顧客「日本のECサイト」の海外配送未対応で断念 BEENOS調査
BEENOS株式会社は2026年9月3日、「越境EC利用に関する意識調査」の結果を発表した。
調査概要
◆実施時期:2026年7月6日~7月13日
◆回答者数:838名
◆回答対象者:過去1年間にBuyeeで商品を購入したユーザー(表示言語:英語、繁体字、韓国語)
◆調査方法:オンラインアンケート
◆調査主体:BEENOSグループ
◆出典:越境EC利用に関する意識調査(BEENOS株式会社)
半数以上が「日本の公式サイト」から情報を入手
日本のECサイトで商品を買う理由は「日本のブランドやアーティストのグッズが欲しいから」が32.8%でトップに。次いで「自国のECや店舗では購入できないから(21.7%)」、「廃盤品・旧品が売っているから(17.0%)」が続いた。
情報の入手経路は「日本の公式サイト」が57.1%で最多、次いで「SNSなどのファンコミュニティ(45.3%)」となった。

一方、日本のECサイトで商品を直接買おうとして、途中で諦めた経験があるかを聞いた項目では68.6%が「はい」と回答している。
諦めた具体的な理由は「海外への配送に対応していなかった」が69.9%と突出。次いで「自国のクレジットカードや決済手段が使えなかった(43.4%)」「サイトが日本語のみで注文方法や商品説明が理解できなかった(30.3%)」が続いた。
BEENOSはこの結果について「強い購入意欲がありながらも、海外配送の未対応や決済手段の不一致で購入を断念している実態が浮き彫りとなりました」とコメントしている。

6割以上が「代理購入サービス」の利用経験
一度、購入を諦めた商品について、代理購入サービスを利用して購入したことがあるかをたずねた設問では、67.0%が「はい」と回答している。
代理購入サービスのメリットを感じる点は、「複数ショップの商品をまとめ梱包できる利便性」が62.1%で最多に。次いで「使い慣れた決済方法が使える安心感(58.2%)」「スムーズな通関と商品受け取り(45.2%)」、「自国言語でのカスタマーサポート対応(43.5%)」という結果だった。

購入を最もためらうコストは「国際配送料」が42.6%で最多に。「関税や通関手続きの費用(25.4%)」や「商品の本体価格(11.3%)」を大きく上回っている。

一方、国際配送料が安くなった場合は66.2%が「購入意欲が高まるので、購入頻度や購入金額が増える」と回答している。
手軽な料金体系が、リピート購入や購買単価の引き上げに寄与することを示す結果となった。

クーポン・キャンペーンで利用意向が向上
割引クーポンの発行やキャンペーンで「利用意向が高まる」と80.1%が回答しており、海外販売においてもマーケティング施策の有用性がうかがえる。

本調査では、海外ユーザーが日本のECサイトを利用する具体的な動機や購入プロセスにおける課題、代理購入サービスに求めるメリット、購入を躊躇するコストが明らかとなった。
越境ECに取り組んでいる、検討している事業者は、ぜひ参考にしたい。
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