導入費用0円の指紋決済サービス「Liquid Pay」販売開始

ECのミカタ編集部

カード発行の手間やコスト不要の指紋認証決済サービス

株式会社Liquid.(以下、Liquid)は、指紋認証式のデポジット決済サービス「Liquid Pay(リキッド・ペイ)」の一般販売を2月9日より開始した。
販売開始にともない、全国各地でさまざまな企業と共同で同サービスの体験イベントを実施する予定。第一弾は、タワーレコード株式会社が運営するTOWER Mini汐留店で2月13日・14日の2日間行われる。
「Liquid Pay」は、指紋を決済IDとしており、これまでデポジット決済に必要だったICカードやICカード読み取り機などの高額な導入費用を不要とする。また、カードの不正利用をなくすなど、高いセキュリティ性も実現する。
同サービスには、Liquidが特許取得する独自開発の指紋認証エンジンが採用されており、これまでユーザー数の増加により発生していた照合時間の増加、照合精度の低下といった問題も解消している。ポイントカード機能やSNS配信機能も搭載しており、集客に活用することも可能とのこと。

決済サービスは付加価値で差別化

株式会社メタップスの決済サービス「SPIKE(スパイク)」が、決済手数料0%や売上金の支払いを短縮するオプションサービスを実施するなど、決済サービス提供会社は、さまざまな付加価値で競合に生き残りをかけている。
無料電話・メールアプリ「LINE(ライン)」を提供するLINE株式会社(以下、LINE)も、同社が運営するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay(ライン・ペイ)」において、全ユーザーを対象に、第三者による不正利用によって被った損害を補償する利用者補償制度を2月5日より開始した。
LINEは、国内外から高く評価される開発者向けクレジットカード決済サービス「WebPay」を提供するウェブペイ・ホールディングス株式会社を買収したことを2月10日に発表しており、「WebPay」の決済システム技術およびノウハウを活かし、「LINE Pay」のさらなる機能拡充・利便性向上・事業拡大を推進し、「LIFE」プラットフォーム基盤をより強固なものにするとしている。


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