アマゾン出品管理がスマホでもできるように

アマゾン出品管理「セラーセントラル」のモバイル版アプリが登場

総合オンラインストアAmazon.co.jp（以下、Amazon）は、販売事業者向け出品管理アプリ「Amazon出品」の提供を2月16日より開始。これまでPCでしか操作できなかったAmazonマーケットプレイスの出品登録や在庫・出荷管理、購入者からの質問対応など、スマートフォンなどモバイルデバイスでの出品管理を可能とした。
本アプリは、iPhone、iPad、およびiPod touchのiOS 6.0以降に対応。登録にはAmazon.co.jpの出品用アカウントが必要。入手方法は、GooglePlay、AppleAppStore、AmazonAppstoreからダウンロードとなる。
価格や売上ランキング、カスタマーレビューの確認。保留中を含む注文の表示、出荷通知の送信、注文確定メールの受信。在庫検索、並び順の変更・絞込み表示、出品の価格や在庫数の更新。また、物流代行サービス「フルフィルメントByAmazon（FBA）」利用店舗は、倉庫への納品状況などを確かめることができる。こうした機能により、外出中などの対応もできるようになり、EC事業者は、これまで以上に販売チャンスを迅速に捉えられるようになる。

アマゾン出品管理のスマホ対応でEC販売が加速

Amazonマーケットプレイスは、登録・出品手数料無料などのサービスで多くの出店者を集める人気オンラインストア。このサービスがスマートフォンなどのモバイルデバイスに対応したことにより、さらに出店へのハードルは下がり、利用者は益々増え続けていくだろう。
このサービスによる影響は、EC販売の加速化に繋がっていくものと思える。市場における対応速度の常識レベルが上がるのだから、発注、顧客からの問い合わせ対応など、スピードがなければ、即、命取りになるかも知れない。
また、Amazon.co.jpと同じ様に、海外版Amazonマーケットプレイス「Amazon.com」でも本アプリは利用することができ、海外での展開も可能とする。今後は、例えば旅行中などに不測の自体が起こった際なども、慌てることなくスマホで事態の収束を図ることが可能となってくるだろう。