「ながらスマホ」習慣化4割以上、ジャストシステムが実態調査発表

ECのミカタ編集部

男女1,100名を対象に『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』を実施
「ながらスマホ」習慣化4割以上、1時間のテレビ視聴に対し、平均20.5分Web閲覧
商品を調べてから実店舗で購入する「Webルーミング」経験者は59.5%

モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査のレポートを発表

株式会社ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、全国の15歳から69歳の男女1,100名を対象に『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査』(調査期間2015年2月26日〜2月28日)を実施。その調査結果を3月12日に発表した。
調査結果レポートによると、テレビ視聴中に他のコンテンツも視聴する「ながらスマホ」を習慣化している人は4割以上。その際、ニュースなどの「Webを閲覧する」人がもっとも多く、1時間のテレビ視聴に対し、平均20.5分を費やしているとのこと。
ブランドや店舗のホームページで商品を調べてから実店舗で購入する「Webルーミング」経験者は、59.5%。その内、Webルーミングにより「行く目的や楽しみができるので、買い物がより楽しくなる」と答えた人は58.6%。「ホームページの情報が充実していると楽しいので、ブランドへの好意が増す」と答えた人は51.3%。さらに、「訪問したことのない店舗を訪問することがある」人は47.9%。「事前に下調べしたアイテム以外のものを追加で購入したことがある」人は48.4%。事前に行われるブランドのホームページでの情報収集は、そのブランドでの買い物経験のイメージ向上に役立っていること、また、購買行動にも好影響を与えていることが判った。

購入前の情報収集で「買い物がより楽しくなる」ことに注目

ファッションアイテムなど、商品の実物を店舗で確認し、同じ商品をネット通販で安く購入するのが「ショールーミング」。その反対に、商品情報をウェブで調べてから実店舗で購入するのが「Webルーミング」だ。このスタイルは、スペックやコンセプトについてなどの情報は、ウェブの方が判りやすい。また、カスタマーレビューなど、購入者にとって非常に参考になる情報が多くなっていることからトレンドとなっている。
EC事業者にとっては、ショールーミングが、Webルーミングに負けてもらっては困る。Webルーミングで「買い物が楽しくなる」「ブランドへの好感が増す」と答えた人が半数以上いたという調査結果は、単に商品を並べるだけではなく、きちんと商品情報を提供すること、イメージ訴求していかなければならないというヒントになっているのではないだろうか。


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