サイバーエージェント、通販向け「eCRMソリューションサービス」提供開始

石郷“145”マナブ

通信販売会社向けのCRMマーケティングサービス「eCRMソリューションサービス」を開始
LTV向上のためのデータ統合と統合されたデータの分析、制作、検証などをワンストップで提供
LINE ビジネスコネクトを利用したメッセージ配信機能の開発を2015年7月に完了予定

企業が保有するデータを分析、マーケティング活用によりLTV向上を実現

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:藤田晋 以下、サイバーエージェント)は、通信販売会社向けのCRM(顧客管理)マーケティングサービス「eCRMソリューションサービス」を提供開始すると6月1日に発表した。

「eCRMソリューションサービス」は、企業が保有する顧客の属性データと売上データを統合し、統合されたデータの分析、企画立案、制作、配信、効果検証までをワンストップで行うことができる、LTV(顧客1人当たりの生涯価値)向上のためのサービス。サイバーエージェントは、マーケティングオートメーションツールを運営する株式会社プラスアルファの「カスタマーリングス」及び株式会社E-Grantの「うちでのこづち」との事業提携を行うことで、同サービスの全業務の自動化を図った。また、同サービスは、サイバーエージェントの子会社である株式会社RightSegmentの提供するプライベートDMP(データマネジメントプラットフォーム)「RightSegment」と連携することで、「RightSegment」経由の広告配信によるコミュニケーションも可能にしている。

さらに「eCRMソリューションサービス」では、LINE ビジネスコネクトを利用したメッセージ配信機能の開発を2015年7月に完了する予定としており、LINE ビジネスコネクトにおける購買データや顧客属性に基づくセグメント配信も提供していくとのこと。サイバーエージェントは、社内に専門組織「eCRMソリューション局」を新設。2016年9月末までに、本サービスの導入社数100社を目指す。

LTVの維持、向上のためのマーケティング課題発見や効果分析などが重要視される中、それぞれの運営会社にサービスを依頼していては、作業効率が悪いだけでなく、費用もかかる。サイバーエージェントは、こうした問題に対し、ワンストップソリューションを開発し、一挙解決の手段を作った。同サービスにより、店舗ビジネスより顧客からの信頼が得にくい通販ビジネスにおいて、良好なコミュニケーションは築きやすくなるだろう。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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