ヤフーと北海道が「デジタル人材の育成」を始動

ECのミカタ編集部

北海道とYahoo!JAPANは、東藻琴高校の生徒を対象に「デジタル人材育成プログラム」を9月9日から開始する
プログラムの内容は、インターネットで商品を販売するために必要な知識を講義で学び、実際の演習を通じてインターネットでの集客と販売を体験すること
講師はYahoo!JAPANの社員が務め、ネットショップサイトの制作などの実技演習を行う

ネットショップサイトの制作から集客方法まで学べるプログラム

北海道とヤフー株式会社(以下「Yahoo!JAPAN」)は、北海道の農業科単科高校である東藻琴高等学校(以下「東藻琴高校」)の生徒を対象に、「デジタル人材育成プログラム」を9月9日から開始する。道内でインターネットを事業に活用することができる次世代人材を育成することを目的とし、プログラムでは生徒たちがインターネットを活用して地場産品を販売する方法を実習で学ぶことになっている。

北海道とYahoo!JAPANは、遡ること、2014年9月に包括連携協定を締結している。これは、両者が「道政情報などの発信」「防災・災害対策」「デジタル人材の育成」「北海道経済の活性化」「電子自治体の推進」という分野で協定を結んだ。北海道の経済や社会の課題を、情報技術を通じて官民一体となり、解決していくことを目的としている。

本包括連携協定の「デジタル人材の育成」分野の取り組みとして、今回は北海道大空町の支援を受け、東藻琴高校で2015年9月~12月の期間を実施する。このプログラムでは、インターネットで商品を販売するために必要な知識を講義で学び、実際の演習を通じてインターネットでの集客と販売を体験する。実際に体験することで、インターネットに関するマーケティングの基礎からインターネット広告配信、ネットショップサイトの運営までを学ぶことができる。

プログラムはYahoo!JAPANの社員が講師を務め、ネットショップサイトの制作やYahoo!JAPANのインターネット広告を実際に利用して集客する実技講習を行う。生徒は、Yahoo!JAPANの講師による現地でのプログラムとオンラインプログラムで学習する。プログラム最終日には表彰式も行う予定である。また、Yahoo!JAPAN講師による現地プログラム開催日の夜間には、域内で事業を行う一般の方を対象に「デジタル人材育成プログラム夜間講座」も開催する。

プログラムを通して、生徒たちが地域の魅力をインターネットを活用して道内外に発信するノウハウを身に付け、地元経済の発展に貢献する人材となることを期待している。Yahoo!JAPANは、今後も地域の社会的課題の解決や経済の活性化に協力していく。


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