金券強し!も、Amazonギフト券は3割知らず・・・

ECのミカタ編集部

消費者はプレゼントキャンペーンに何を求めているか?

総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(以下、ネオマーケティング)は、11月11日~12日の2日間、プレゼントキャンペーンに応募したことのある20歳~59歳の男女400人、販促・ノベルティ担当者またはキャンペーン活動に関与したことのある20歳~59歳の男女400人の合計800人を対象とした「プレゼントキャンペーン」に関するインターネットリサーチを実施。その調査結果を発表した。

ネオマーケティング発表の調査結果(複数回答)によると、キャンペーンで欲しいと思うものは、「金券」98.0%がトップ、次いで「家電機器」60.8%、「お菓子」39.5%と金券が圧倒的に支持を得る結果に。なお、「金券」の金額については、1名に50万円分が当たるキャンペーンが41.3%だったのに対し、500名に1,000円分が当たるキャンペーンの支持率が81.5%となっている。

消費者側からのキャンペーンへの応募方法は、「WEBサイトからエントリー」が最も多く91%となった。理由としては、パソコンやスマートフォンから手軽に応募できるからという回答が多い。これに合わせ、「WEBサイトからエントリー」としている企業も59.5%と、今やエントリーはWEBからが常識となっている。また、2014年調査時点で「ハガキで応募」が77%だったのに対し、今回の調査では49.8%にまで減少している。

欲しいプレゼントでトップとなった「金券」だが、種類は、全体では「JCBギフトカード」61.0%、「Amazonギフト券」60.5%、「QUOカード(クオカード)」53.3%となった。男女別でみると、男性で最も多い回答は「Amazonギフト券」72.3%、女性は「JCBギフトカード」67.5%と、欲しいと思う金券は男女で異なることがわかった。

一方、企業側では、プレゼントとして利用できることを知らない金券として、「Amazonギフト券」の名前が挙がった(28.5%)。男性が欲しいと思うプレゼントとして第1位にランクインする「Amazonギフト券」を、約3割もの企業がキャンペーン利用できることを知らないという驚きの結果となった。企業としては、プレゼントキャンペーンで「商品券」を利用する場合、「取り扱いが面倒」(36.8%)、「配送コストがかかる」(33.3%)など、手間にかかる部分が未解決となっているようで、「商品券」がプレゼントに選ばれることが少ないことが原因となっているのではないだろうか。

キャンペーン内容に即したプレゼント賞品やノベルティは、確かにキャンペーンや企業の知名度や好感度をアップし、売り上げにも貢献するが、そうしたアイデアは短命であることが多く、コストがかかることも多い。その点、商品券は季節問わず贈られた人が困ることのないプレゼントで、ECでは盤石のアイテムと言えるだろう。特に企業の3割が利用できることを知らないと回答した「Amazonギフト券」は、配送コストの少ないEメールタイプもあり、また、オリジナルの画像も作れる。「知らない」というのは、あまりにももったいないのではないだろうか。


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