EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪
1/17〜1/23のNewsをギュギュっとまとめました!
こんにちは~。ECのミカタ編集部 石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで!編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。
これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫!一週間特に注目された記事は…!
【速報】楽天の新プログラムに見るポイント還元の核心
http://ecnomikata.com/ecnews/build/7787/
宅急便が40歳!ヤマト運輸が特設サイト開設
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7830/
Amazonプライム会員向け「プライム・フォト」を開始
http://ecnomikata.com/pr/detail.php?id=7832
ローソンがゆうパックの物流拠点に!日本郵便と連携【ECのミカタ】
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7825/
メタップス、SPIKEを活用した新サービスをリリース【ECのミカタ】
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7813/
今週、1番読まれた記事は、楽天のポイントに関するニュースでした。「楽天市場のお買いものがいつでも毎日ポイント7倍に!」ってものです。第一声として聞かれたのが、「他モールとのポイント争いだよね」ってこと。それも否定はできないと思います。事実、店舗がこのプログラムページを見て、そのように感じるのであれば、それも一つの真実だからです。
ただ、記事でも書いたんですが、それだけじゃないと思うんです。あくまで、見せ方の問題なんですけど、今までは、目先のポイントアピールになっているような気がして、それでは、今ものを買おうとしているお客様に、単発単発なものの売り方をすることになってしまいます。これからはそうじゃなくなってくるんじゃないかと。楽天って会社は、ここまで、楽天というブランドで、いろんなサービスを拡充してきて、今や70種類ほどサービスがあるそうなんです。そしたら、楽天のグループでいろんなサービスの提供をしているわけだから、一層、グループ全体での認識、意識を高めて、より楽天の数あるサービスを、複数使ってもらえるように、また、複数使っていることがわかりやすく「見える化」することで、今買おうとしているその商品も、よりお得に買えていることを認識してもらって、消費者の日常すらも買えていこう、ってことなんじゃないかなって思います。
だから、ヤフーで言えば、TSUTAYAのTポイントカードを巻き込んでいますよね。当然、よくドトールでコーヒーを飲むんだ的な人がいれば、Tポイントが貯まってますから、ヤフーショッピングで買うのが適当かもしれません。というように、消費者は、自分の日常を振り返った時に、どこの経済圏でものを買えば、お買い得になるのか、ということを、前より意識するようになると思うのです。ここに価値がある。
そういう流れの中で、もしお客様が消費行動が生まれれば、自然と、それぞれのモールの顧客のあり方だって実は変わってくるかもしれないし、もう変わってきているのかもしれない。ヤフーショッピングが最近、伸びているのも、そういう部分かもしれない。だから、店側はこの動きを見て、モールを一括で見て、同じ商品をどこのモールにも一律で出す、というのは、これからは古くなるのかもしれません。
渋谷で売れるものと銀座で売れるものと、秋葉原で売れるものは、おそらく違うように、このポイントという存在が定着化すると、そのサービスの提供している中身によって顧客が微妙に変化するから、仕掛けのあり方、商品の選定、ひいては商品仕入のあり方も買えていかなきゃいけない。そういう意識も大事なんじゃないかなって感じさせるニュースでした。
あとは、Amazonプライム会員向けのサービス拡充として、写真ストレージを提供するという話がニュースとして話題を集めたようです。これも、ECと関係ないなと思っていると大きな間違いで、当然、プライム会員になれば、クラウド上のAmazonのサーバーに預けて置けるわけです。写真のストレージに関しては、もちろん、Appleもやっているし、僕もFlickrとかが好きだったり、します。これって日常と密接な関係があるわけです。当たり前のようにして、アルバムみたいにアップロードしておくと、便利だけど、それをAmazonプライム会員向けとしてしまうと、その便利なアルバムが会員をやめてしまうと、取り上げられてしまうわけです。当たり前の日常にプライム会員のサービスが入り込むことで、継続的に、使わざるを得なくなるというわけです。Amazonの戦略というのは、ここにあって、いかに日常に溶け込むかというところのようにある。すごいのは、彼らの強みっていうのが、それらを一つ一つでお金儲けするわけじゃないところにあります。結果、Amazonで買わざるを得ない、買う方が便利だというところで、全てをAmazonの店の売り上げに集約させていく、ここがキモになります。だから、一見すると本業とは関係ないことでも、盛んにいろんなところに投資をするんですよね。ある意味、これは他の企業ではできないことですよね。
あとは、ヤマト運輸の40周年のニュースも読まれました。深いなあと思ったのは、宅配事業って、我々の生活に欠かすことのできないサービスで普遍的でもあるものなのに、ヤマト運輸って会社は、そこに甘んじることなく、常に、何かメッセージを発して、その時代その時代に合わせて、変えてきたということになります。その一つ一つを知ることは、企業が成長する上で大事なことでもあり、ネット通販に関わる会社においても、細かなサービスとは別の、企業として生き残るために、読んでいただきたい記事かなって思います。
あとは、ゆうパックがローソンでも扱えるようになるということですね。以前も話していた通り、いろんなものがボーダーレスになりつつあります。ネット通販とリアル店舗の境目がなくなってきていますし、ものを受け取る場所も変わってきています。物流に関しての変化は、ビジネスにも直結する部分なので、ここは見逃せません。
なにげに、これを書きながら、直感したのですが、やっぱりAmazonは物流にも入ってくるのかなって思いました。プライムナウの地域がどんどん拡大しているのを見て、これって何気にAmazonだけで成立している物流網だなぁって。だとしたら、プライム会員だったら、特定地域にものを届けることができます、的なサービスが起こるかもしれないななどとふと思いました。あくまでも、想像の範囲内ですけどね。そんなことがあれば、物流業界にとっては、大きな衝撃が走りますね。あくまで、しつこいですが、予測の範囲ですから、ね。
というわけで、先週一週間をおさらいし、次の一週間に繋げる為の「1週間まとめ」、今日はこのへんで。それではまた!新しい一週間がさらに輝くものとなりますように。また、来週お会いしましょう!