Yahoo!、Google、LINE、3.11にアクションを。

ECのミカタ編集部

2016年3月11日。この日で、3.11震災から5年が経つ。先日、Amazonの3.11被災地支援の取り組みを紹介したが(http://bit.ly/24SlpN4)、このニュースに続いて、Yahoo!、Google、LINEと、ECに関連する大手各社がそれぞれの取り組みを発表している。いずれも、5年という区切りの年、ただ支援するというところから次のステップへと、各社の特徴が出た取り組みとなっている。その詳細をそれぞれ紹介するので、何かしたいという気持ちを、ぜひ活かしてほしい。

Yahoo! JAPAN 震災から5年、いま応援できること。

 特集企画「震災から5年、いま応援できること。」を公開。震災以降、継続的に行っている主な取り組みを集約し、過去5年間の変化と現状、これからについて知るきっかけ、ユーザーが具体的なアクションを行いやすい仕組みを提供する。今回で3回目を迎える検索募金企画「Search for 3.11 検索は応援になる」をはじめ、誰でも参加できるチャリティーアクションや、被災地で開催される自転車イベント「ツール・ド・東北」の紹介、日本の災害と防災について理解を深める「ビッグデータで知る防災」などを公開する。詳細は以下の通り。

◆復興デパートメント
 震災後、「これからもこの故郷で生きていく。」という想いを持つ人たちが集い、東北の商品を紹介している。今年は“「買う」は応援になる。”をテーマに特集ページを公開、3月8日(火)~3月13日(日)の期間中、日替わりでの数量限定品の販売や、3月11日(金)当日にはポイントキャンペーンを実施予定。

◆チャリティーオークション
 「復興への願いを込めたモノをつないでいくことで被災地を応援したい」というコンセプトに賛同した著名人から提供されたアイテムのチャリティーオークション。3月11日(金)開始分にはフィギュアスケーターの羽生結弦選手やアーティストのGacktさんの提供アイテムあり。落札金は、NPOや社会福祉法人を通じて被災地支援に活用される。

◆Yahoo!基金&Yahoo!ネット募金
 Yahoo! JAPANが運営する「Yahoo!基金」では、3月11日(金)、ユーザーが募金した金額を11倍にする「3.11復興支援募金」を実施(※2金額に上限あり)。募金は「Tポイント」でも可能。また「Yahoo!ネット募金」では、3月4日(金)より、寄付先の団体活動への興味関心を深めてもらうため、くじ付き募金、返礼品付き募金の提供を開始。10団体のプロジェクトごとに、企業や著名人が無償提供する賞品が当たる抽選くじや、NPO等の団体からの返礼品が用意されている。

◆ツール・ド・東北
 東日本大震災の復興支援および、震災の記憶を未来に残していくことを目的に2013年にスタートした自転車イベント。今年は東北の新しい魅力を発見することをテーマに、9月17日(土)、18日(日)の2日間連続開催予定。特集ページでは過去3回のイベントを振り返り、これまでにご参加いただいた延べ約30,000人が東北で見て、感じた“想い”を紹介。

◆震災復興のいま
 インフラ復旧、産業振興、住宅再建、原発事故からの収束など、震災から5年を経た復興の現実をグラフ付きの記事で紹介。

◆ビッグデータで知る防災
 地震(東日本大震災)、豪雨(2015年9月の北関東豪雨)、大雪(2016年1月の九州大雪)について、「Yahoo!検索」のデータから「実際の災害時に何が検索されたか」を分析し、防災につながる備えを提案。

Google 未来へ。キオク、学び、イノベーション。

 Googleの特徴的な点といえば、やはりストリートビューを活用した映像の蓄積だろう。震災前後の被災地の映像記録は、さまざまな観点から価値のあるデータだ。映像の他にも、業界を超えた企業、組織、団体と協力したプロジェクトの立ち上げや、クラウドファンディングなど、Googleらしい取り組みと言える。詳細は以下の通り。

◆東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト
 2011年7月に開始。ストリートビューの技術を用いて東日本大震災の被害を記録・公開・保存。震災の記録を継承し、震災の記憶の風化防止を期待。震災直後の 2011 年、震災から 3 年目にあたる 2013 年、そして 今年3月2日(水)、東日本大震災で被災した地域のストリートビューを更新。今回の更新の撮影期間は2015年6月~2016年1月、岩手県、宮城県、福島県、茨城県内の59市19町4村を撮影。また併せて、被災地沿岸の航空写真も更新。また、 震災前のストリートビューを、特設サイト「未来へのキオク」で閲覧することもできる。
    
◆未来への学び
 3月4日(金)公開。東日本大震災の復旧・復興支援に携わった様々な企業から提供された、これまでの活動で得た経験や知見を「ナレッジ」として記録し、公開、共有する。復旧・復興支援に携わった企業が、プロジェクト開始の経緯や予算、人員配置、評価、現地とのネットワーク構築法など、プロジェクトを実現させるための様々な知恵やアイディアを  Q&A 方式に沿って整理し、活動を通して得られた各社の「ナレッジ」を公開。アドバイザーに三菱商事株式会社を迎え、主旨にご賛同くださった8 社の「ナレッジ」からスタート。参加希望企業、組織、団体は随時募集中。

◆イノベーション東北
 2015年5月開始。東日本大震災で被災した地域の経済復興を支援するためのクラウドマッチングプラットフォーム。東北で新しいことに挑戦する事業者や自治体、NPO 法人の皆さんと、その想いに共感し、その実現を自身のスキルやアイデアで支える日本全国のサポーターをつないできた。2016年3月の時点で、369 の事業者や自治体と、 1,971 名のサポーターが参加登録、448 のプロジェクトに対し、1854 件のマッチングが行わた。

LINE 気軽に始める支援、自らの備えも忘れずに。

 ECとは少し角度が違うが、LINEの取り組みも必見だ。スタンプを買って支援できるというのは、3.11のみならず、世界各地での自然災害時などに行われてきた。募金のハードルが下がる、本当に気軽にできる支援と言えるだろう。また支援だけでなく、3.11をきっかけに、もしもの時の備えもぜひ見直してほしい。そのためのサービスもLINEで提供されるので、要チェックだ。

◆被災地復興支援スタンプ「3.11 つながるスタンプ」販売
 東日本大震災の被災地復興支援を目的として、「LINE Creators Market」のLINE Creators Stamp AWARD 2015で受賞した4名のクリエイター(sakumaru、ポテ豆、カナヘイ、decosmith)とLINE株式会社が共同で制作したスタンプ。「つながる」ことの大切さを表現するため、4名のクリエイターが描くキャラクターが互いに手を取り合っているデザイン。2016年3月11日(金)~9月7日(水)までの180日間、8作品1セットとして120円(LINEコイン:50コイン)で販売。売上総額から決済手数料を差し引いた全額を、子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付。

◆「緊急時に役立つLINEの使い方」リーフレットオンライン配布
 災害や事故などの緊急時に、LINEの機能を使って家族や大切な人と円滑に連絡を取り合う方法や、正確な情報をいち早く収集する方法などをまとめたリーフレット。ダウンロードして使えるPDF版をWebサイト掲出。LINE FRIENDS STORE各店舗などでも配布予定。


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