KDDI&カカクコム連携!「食べログ」店にもたらす技術革新
「食べログ」と連携した飲食店予約台帳アプリ「ヨヤクノート」の拡販にむけた取り組みを開始。
KDDI株式会社(以下、KDDI)はインターネットサービス関連事業を手掛ける株式会社カカクコム (以下、カカクコム) とともに、カカクコムが運営するグルメサイト「食べログ」の提供する飲食店向け予約台帳アプリ「ヨヤクノート」の拡販と、両社の強みを活かした飲食領域での新たなサービス開発のための合弁会社を2016年4月1日に設立することで合意したと発表した。
楽々予約管理「ヨヤクノート」
「ヨヤクノート」とは、飲食業界へのさらなる提供価値の向上を目指し、業務支援領域への事業拡大の第一弾として開発されたアプリである。このアプリは、飲食店において、カカクコムの「食べログ」はもちろん、電話やメールなどで受けた予約情報をタブレット上で確認・更新すること、そして顧客情報の一括管理すること、食べログの予約ネット機能が利用された場合、消費者からの営業時間外の予約であってもネットで確実に受け付けることができる。従来の紙の予約台帳 よりもはるかに業務効率が良くなり、手間がない。
そして、KDDIは、「ヨヤクノート」を導入した飲食店に対し、予約台帳を管理するために必要なタブレット端末を、必要なアプリの初期設定や飲食店ごとに異なる利用制限などの設定を行ったうえでセット提供する。更に、KDDIの持つ業務効率化のための決済ソリューションの提供や、集客のための販促システムの提案などを通じ、一層のビジネス支援を行っていく。
ECとリアルな生活
今回のアプリ発表、飲食店にとっては画期的なシステムであることは間違いないが、どうやってその便利さを広め、定着させていくかが課題だろう。人間、慣れているものから新しいものへ切り替えるのは容易なことではない。
ECにおいてもここ何十年かでのびた事業であり、最初はなかなか定着しなかった。それが、今では当たり前のように、ネット上で物を買ったり売ったりしている。今回のアプリについても、ネットで顧客を管理できるというサービスは、EC業界ではもう”当たり前”になりつつあるのだろう。ECとリアルな生活にどんどん差が無くなってきているのではないだろうか。