MakeShopとAPPAREL CLOUDが連携、ブランド力強化を実現

福島 れい

独自アパレルショップのCRMを強化

 GMOメイクショップ株式会社(以下、GMOメイクショップ)と、株式会社アパレルウェブ(以下、アパレルウェブ)は、アパレルに特化したITソリューションの共同事業展開で業務提携を行うことに合意したと発表した。

 この業務提携は、アパレルに特化したソリューションをワンストップで提供することを目的としたもので、GMOメイクショップが提供するネットショップ構築サービス「MakeShop(メイクショップ)」と、アパレルウェブが提供するアパレル関連企業向けのマーケティングエンジン「APPAREL CLOUD(アパレルクラウド)」を利用し、共同での事業展開を検討していくとしている。

 「MakeShop」は、これまでに国内2万2,000店舗以上の導入実績を持つネットショップ構築サービス。2014年9月からは、メールマーケティングや顧客層ごとの個別アプローチを可能にするECマーケティングツール「MakeRepeater(メイクリピーター)」も提供しており、独自ドメインで事業を行うショップを支援している。

 また、アパレルウェブが提供する「APPAREL CLOUD」は、アパレル関連企業が扱う商品情報や店舗情報、在庫数、さらにはブログやSNS、スタイリングなど、様々なデータの一元管理と一括更新を可能にするサービスだ。データをまとめるだけでなく、”実店舗とEC店舗”、”ブランドサイトや自社ECサイト”、”ファッションモールやブログ”などあらゆるチャネルを連携する機能も備えており、効果的なCRMを実現できる。

 今回の業務提携では「MakeShop」と「APPAREL CLOUD」の双方の強みを活かし、オムニチャネル・マーケティングの実践環境の整備や、アプリを活用した効果的なO2O施策を実現するソリューションの展開など、様々な事業展開を検討していくとのことだ。

 ブランドやショップの好みが表れやすいアパレルを取り扱うショップにとって、ブランド力を強化することは売上アップにつながる有力な手段と言えるだろう。アパレルクラウドが、ハブ機能となって、商品、顧客、在庫、コンテンツデータなど点々と散らばっているデータを一箇所にまとめて相互に連携させ、データを一元化させて、ブランドと顧客を関係性を密にする。

 同サービスとMakeShopが連携することで、運営者にとっての利便性向上が図れるだけでなく、アパレルで特に力を発揮してきたノウハウを、MakeShopを活用している店舗も取り入れ、よりお客様の気持ちに即したサービスを展開できるようになる。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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