オタマート×ヤマト運輸、ネコポスもファミマから発送

ECのミカタ編集部

ユーザーの手間を省くために・・・

ユーザーの手間を省くために・・・

 モバイルを中心としたソフトウェアの企画・開発提供を行う株式会社jig.jp(以下、jig.jp)とヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は、jig.jpが運営するアニメ・アイドルグッズ専門フリマアプリ「otamart(オタマート)」の発送窓口を拡大し、全国のファミリーマート店舗から「ネコポス」が発送できるようになった。

 jig.jpとヤマト運輸は、2015年10月15日よりシステム連携を行い、「オタマート」でネコポスがリーズナブルに利用できる新しい配送サービスを開始した。「オタマート」を利用する際の配送に関わる手間を解消できるようになった。一方、これまではヤマト運輸営業所からの発送に限られていたことから、窓口の拡大を要望する声が寄せられていた。それにより、発送窓口の拡大が実現した。

 「ネコポス」とは、小さな荷物をポストに投函するサービスであり、宅急便レベルの翌日配送のスピード配送と配送時のタイムリーな情報提供を実現する。jig.jpが運賃の一部を負担することで、「オタマート」ユーザーは通常よりもお得な料金で利用することができる。ネコポスの詳細は以下の通りである。

配送料金:全国一律210円(税込)
サイズ :角形A4サイズ以内
厚さ  :2.5cm以内 
重さ  :1kg以内
※「ネコポス」は通常法人・個人事業者のサービスだが、「オタマート」では誰でも利用可能だ。

 jig.jpは今回の対応開始を記念し、6月28日~7月12日の期間中に「オタマート」を利用したユーザーを対象に、「ネコポス」が実質100円(税込)で利用することができるキャンペーンを実施する。これは、jig.jpが運賃の一部を負担し「ネコポス」が通常よりもお得な全国一律210円で利用できる現在の料金に加え、一回の配送ごとにオタマートで利用可能な110ポイントを出品者に付与する。

 今回のように、ヤマト運輸からファミリーマートで発送できるというニュースはユーザーにとって大きい。近所にヤマト運輸があれば良いものの、遠いと行く手間がかかる。それよりは、近くのファミリーマートで発送できるようになるということは、利便性を高めている。このように、ユーザーの手間を少しでも省くことが重要だ。

最近のヤマト運輸の動きに注目!

 昨日にも、ヤマト運輸がLINE公式アカウントで会話AIを用いた荷物問い合わせ機能を追加したニュースを掲載した。これにより、荷物状況の確認やお届けの日時・場所変更が一層スムーズに行われる。LINEは無料コミュニケーションアプリであり、現在では多くの人が利用している。今回のヤマト運輸のLINE公式アカウントの各メニューのダウンロード時・利用時には通信料金はかかるが、その他は無料で利用することができる。
その他のメリットとは?→https://ecnomikata.com/ecnews/9751/

 さらに、6月20日に株式会社メルカリとヤマト運輸が「らくらくメルカリ便」の出荷を開始したニュースも掲載した。元々、システム配送サービス「らくらくメルカリ便」の提供を開始していたが、荷物をヤマト運輸とコンビニへ持ち込む必要があった。今回は新たにヤマト運輸のセールスドライバーによる出荷に対応し、メルカリユーザーは自宅に居ながら「らくらくメルカリ便」を発送できるようになる。
その意図とは?https://ecnomikata.com/ecnews/9619/

 最近のヤマト運輸の動きは大きい。以前まではモノを発送することが大変だったが、ヤマト運輸がどんなに小さい“ユーザーの声”も見過ごすことなく、実現しているからこそ、簡単にモノを発送できるようになった。それがユーザーにも伝わり、利用者が拡大していくのだ。今後もヤマト運輸の動きに目が離せない。


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