人工知能(AI)の可能性、SENSYの大きな役目とは

ECのミカタ編集部

活躍が止まらない!その効果の程は?

 SENSYは、カラフル・ボード株式会社が有する、ユーザーの「感性」を学習していく人工知能であり、2014年11月にファッションアプリとしてリリースされた。ユーザーが、提携ブランドの服の「好み」を分類すると、SENSYがそのユーザーのファッションセンス、つまり「感性」を学習する。そして、専属のスタイリストのように世界中のECサイトから、ユーザーの感性に沿ったアイテムやコーディネートを提案することがSENSYの役割である。2015年9月にはSENSYを活用した店舗接客サービス、2015年11月にはEC接客サービス、2016年6月には食分野での活躍も開始している。

 SENSYの特性は4つあり、まず1つ目は、複数のファッションブランドから、自分に似合うコーディネートを提案してくれることだ。2つ目は、気になったアイテムがあれば、SENSYが近くの店舗を探し、案内してくれること。3つ目は、ファッション情報の最新情報もスタイリストがチェックをし、おススメ記事を提案してくれること。そして最後、4つ目は、1つ目から3つ目を合わせたこととも言えるが、SENSYが自分専属のスタイリストになってくれることだ。この部分が、ユーザーにとって最も嬉しいことなのではないだろうか。

 ECを運営する上で最も大切なことは、“ユーザーを喜ばせる”ことだ。ユーザーは「嬉しい」や「楽しい」と思うと、それが「欲しい」となり、購入に繋がる。SENSYが自分にぴったりなコーディネートを提案してくれることは、まず嬉しいことだろう。さらに、利用する度にコーディネートの幅が広がり、楽しくなっていく。この流れにより、ファッションアイテムを購入することが増え、「コーディネートに悩むから購入することを辞める」ということを防ぐことができる。ユーザーと共にEC運営者も笑顔にしていくことが「SENSY」の大きな役目だ。


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